体作りやダイエットに関して多くの人が「体重」という数値を目標にしがちです。
具体的な例を出しますと
「私はガリガリ体型の痩せ型なので50kgから65kgまで増量したい」
「肥満体型が気になるので80kgから65kgまで体重を落としたい」
という数値的な目標を基にダイエットであったり、ワークアウトを始める人が本当に多いのですがあなたはどうでしょうか?
実は体重という数値を目標にするのはあまりお勧めできません。
その理由をお話したいかと思います。
この記事の目次
体重という数値の目標はとても抽象的なものである。
ダイエットを行うにも増量を行うにも体重という数値を目標にすると失敗します。
なぜなら目標とする数値が必ずしもその人が思い描いた理想の体型ではないということです。
ですのでワークアウトしたり、ダイエットを行っても目的の数値に届かなければ無理をしがちになります。
また数値を達成できなければ失敗したと感じることでしょう。
・増量できるのなら体脂肪がたっぷりついても良い
・目標の体重になるのであればリバウンドしても良い
とは思ってはいないかと思います。
どちらの目的としてもそもそもは素敵な、あるいはセクシーなかっこいい体型になりたいのではないでしょうか?
それであれば体重はワークアウトやダイエットを行った結果の数値でしかないので正しいダイエットと正しいワークアウトを実践して経過を見極めながら理想の体型になった際に【結果的に体重は●●kgになった】とという形が本来は自然なのです。
おそらくですがあなたが理想の体型になった際の体重は目標としていた体重の数値とは近い場合もありますが多くの場合はかけ離れた数値になるかと思います。
体重という数値は他人には正確にはわからない。
そもそも「自分の体重は●●kgです。」とわかるようなカードを首にぶら下げて歩いているわけではありませんので他人からは体重を正確に知られる必要は直接体重計を覗かれない限り、わかりません。
そして目的の体重になったからと言って他人にかっこいい体型と思われなければダイエットやワークアウトをした意味もないかと思いますし、なにより本人自身も納得できないかと思います。
先ほど述べた通り、理想の体型と理想体重はイメージとかけ離れると申しましたが目指すべきはワークアウトやダイエットで理想の体型になること、理想の体型を思い描いて目標とすることが良いかと思います。
つまり体重に拘ってもあまり意味がないことですし、逆に大きな筋肉やセクシーな体型で他人に
「体重は何キロ?」と聞かれて
「思ったより体重があるね!全然そうは見えない」
「思っているより体重がすくないんですね!でもカッコいい!」
と言われたほうが嬉しいとは思いませんか?
つまり、自分のなりたい体型になっているのであれば体重は何キロでも問題はないんです。
結果、「体重が●●キロ」になったで良いのです。
筋肉は脂肪よりも重たい
スリムな体型の人でも筋肉質であれば体重は意外と重たいものです。
また体脂肪たっぷりの人でも思ったより体重が少ないと思ったことはありませんか?
筋肉は体重よりも重たいので筋肉をつけながらダイエットすると体脂肪は減っても体重は減らない、もしくは体重が増えているということはあります。
これを多くの人は【停滞期】と勘違いしてしまいます。
これも体重という数値を見ているばかりになるとそのようになります。
ここでもイメージと現実の乖離が発生しているのです。
・力強く筋肉質で大きな体を手に入れたい
・リバウンドしないセクシーな体型になりたい
・割れた腹筋の体を手に入れたい
などなどどちらの目的に関しても体脂肪が少なく筋肉でデザインされた綺麗な(かっこよい)体型を目指して、ダイエットやワークアウトを行うと良いでしょう。
なぜなら体重を追い求めてしまうと結果をあせるばかりに
・体重を増やしたいからといって暴飲暴食しても体脂肪が余計についてしまう。
・無理なダイエットをすれば筋肉が落ちて、老人のような体になり、基礎代謝の低下によりリバウンドしやすく、肌や髪、爪などがボロボロになり、内蔵までも劣化して不健康になってしまう。
など体重という数値が達成できたとしてもそもそもの目的とはかけ離れた体型になってしまうからです。
ですので正しいワークアウトの知識、ダイエットの知識をまず身につけて、体重は気にせず、淡々と実践するのみが遠回りなようで一番効率がよく目的を達成できる行動になります。
女性の場合のワークアウトについてはこちらを参考にしてください。
体重計とにらめっこするのではなく、ワークアウト、ダイエットを行って、毎日鏡に写った自分の姿を確認しながらなりたい体型になっているか確認したほうが確実だということです。
かわらなければ何かやり方が間違っているということです。
体を変える三大要素についてはまた何かの折にでもお話したいかと思います。