私は筋トレを始めて3か月程度です。
先日インターネットで、質のいい柔らかい筋肉があると知りました。
どうせ同じワークアウトをするのであれば、質のいい柔らかい筋肉をつけたいです。
また、もうついてしまっている筋肉は柔らかい筋肉にならないのでしょうか?
何かいい方法があれば教えてください。
この記事の目次
柔らかい時・硬い時
これはよく言われますね。
「柔らかい筋肉じゃないと質がよくない」みたいに言うことが多いんですが、これはちょっと違うんですよね。
実際にスーパーアスリートや世界で活躍できるようなトップアスリート、優れた能力を持っている選手などの筋肉は、触ると柔らかいことが多いんです。
ですから、柔らかい筋肉は質がいいと思う人が多いんですが、優れた選手にも筋肉が硬い時はあるんですよ。
ウエイトトレーニングで、ワークアウトをしてパンプアップしたら、パンパンになって硬いですよね。
逆に力を入れた時に硬くなかったら、筋肉としては密度がなく脂肪が多いことになります。
速筋線維はグッと力を入れると硬くなりますから、力がある人の筋肉は結構硬いですよね。
ただ、パンプアップしている最中は、力を抜いても張っているので硬いですよ。
そうすると、どんなスーパーアスリートでも運動直後はパンパンに張っているので硬いです。
例えば、ボルト選手でも100m走った直後は腿がパンパンになって硬いはずですね。
練習中の脚も硬いです。
「それならば質が悪いのか?」というと、そういうわけじゃないんですよ。
実は、疲労がとれて回復している筋肉はすごく柔らかいんですよ。
回復能力が決め手
ですから、スーパーアスリートの素質がある人は回復能力が高いので、筋肉が常に柔らかいことが多いんですよね。
筋肉を触る立場にある人やファンが触った時に柔らかいと言って驚きますが、試合に出る直前ならいい選手はコンディションを整えてきますから、ものすごく柔らかい状態になっているはずですよね。
逆にそのコントロールが出来ない人や回復が遅い人は大成しない。筋肉が常に硬い人はいい筋肉じゃないと言われてしまうわけですよね。成績を残せてないような人の筋肉を触ると、常にカチカチの場合が多い。それは、例えば普段の姿勢が悪くて筋肉に負担がかかっていたり、回復できないような生活スタイルをしていたり、練習をしすぎなどが原因ですよね。
やる時と休む時のスケジューリングが出来る選手が強くなっていくわけです。
ただやればいいと思ってガンガンやりまくっている人は、常に疲労していて、筋肉がカチカチで、パフォーマンスも悪くて、怪我もしやすくなるし、運動能力も上がらない。
それに比べて、スーパーアスリートや優秀な選手は、やる時は集中してやって、休みはしっかり取る。
元々の素質もあるのでちゃんと柔らかい筋肉を保って、本番に備えることが出来るわけですね。
練習する場合も、筋肉が柔らかい状態まで回復してから練習するので、ちゃんと限界を超えて能力が上がるわけなんですよ。
ですから、柔らかい筋肉がいい筋肉というよりも、すぐに柔らかく出来るくらいに回復する能力のある選手がいい選手ということです。
自分の筋肉が常に張っていると思ったら、練習時間を短くする、生活スタイルを改める、栄養バランスを考えるなどの対応をしてください。
硬い筋肉は生活習慣病?
また、体重バランスがおかしい状態で普段の生活をしていると、変なところで筋肉に負担がかかって常に硬くなることがあります。
例えば日本人に肩こりが多いのは、猫背になっているために僧帽筋に常に腕や肩の重さがかかった状態で、一日中筋肉を使いっぱなしだからなんです。
ですからパンパンに固まって疲労しているわけですよね。
それが肩こりの最大の原因で、猫背によって僧帽筋が常に使われて硬くなる。
でもそれを、胸を張ってつま先重心にしていると、肩の筋肉をあまり使わなくて、柔らかい状態を保てるようになります。
アスリートの筋肉も姿勢一つで回復力が高まったり、無駄に疲労したりするんです。
15分や30分の短時間のワークアウトなら回復も早いですが、2時間も3時間も毎日のようにやっていたら、常にどこかが硬くて、壊れる一歩手前になりますよね。
そういう人は選手としても大成しませんね。
筋肉が「硬い、柔らかい」は、「回復しているか、していないか」ということですから。柔らかく保てるような状態をキープすることで、筋肉も早く発達するし、運動能力も上がるということですね。
いい選手の筋肉は柔らかいことが多いんですが、それは柔らかい時間帯が長いということです。
生活スタイルを守って、回復できる運動をしているということなので、長過ぎるワークアウトや無駄に繰り返しやるだけのトレーニングは止めて欲しいですね。
質の良い柔らかい筋肉を作るということではなくて、日々の行動で柔らかい筋肉を保つということです。ワークアウトをしたら当然パンパンに硬くなりますけど、終わった後はすぐに柔らかくする努力をするということですね。
※この記事の動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=8VXDMF3wgI0
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