【体験レポート】実体験してわかった糖質制限のメリット・デメリット
昨年の6月より体重100kg、体脂肪率25%の私は糖質制限ダイエットをはじめることを決意
しました。今まで散々ダイエットしてはリバウンドの繰り返しで巷で流行るダイエットは
目新しいものがあればすぐに飛びつき、結果失敗に終わってきた。
それでもめげずに今までのダイエットとは手法の違う、糖質制限ダイエット(ケトジェニ
ックダイエット)に挑戦することにしました。
糖質制限を始めて5日目、体重は5キロほど落ちましたがしかし体脂肪率はそれほど変わら
ず、、、いつもの筋肉だけが落ちて基礎代謝低下によるリバウンドの恐怖が頭をよぎりま
す。
また失敗?と少し暗い気持ちになりましたがそれはただの勘違いでした。
炭水化物を制限するとまず体内の水分が落ちるそうです。
塩分だけではなく、炭水化物も体内に水分を溜め込む要因となるのがわかりました。
5キロ体重が減ったのはほとんどは水分。。。体脂肪の本格的な現象はケトン体が出てか
らだそうで。。。
そんなこんなで12日間、徹底的に糖質を制限しつつも、糖新生が起こらないようにカロリー
をタンパク質と脂質で賄い、必要以上に減らさずに続けたところ、ケトン体試験紙に陽
性反応が!
ようやくこれで軌道に乗った!と喜びつつ、またここから多少糖質を摂取しても
(摂取できるといってもわずかですが)良いと知り、さらに喜び、これからグングン体脂
肪が落ちる期待を抱きながらさらに頑張ることを誓いました。
ここまでの期間運動は週2回のワークアウト、ココナッツオイルをはじめ、脂質(チーズ
やバター、砂糖抜きの生クリーム)そして肉や魚などタンパク質中心の糖質制限中でも食
べられる、糖質制限内でおさまる食品、メニューを検索エンジンを駆使して調べまくって
タンパク質や脂質中心の食生活で過ごしました。
本当に甘いものが欲しくなったときは糖質0の食品が本当に助けになりました。
この時点で体重は7キロ減。当初の水分5kgを差っ引いても1キロ以上は体脂肪が落ちてい
ました。
またこの期間、困ったのは柔便になったことです。
調べるとそもそも食物繊維の少ない食生活だったため、比較的糖質が低く、繊維質の野菜
などをこまめに食べるのと乳酸菌が含まれる食品を食べることで柔便は収まりました。
またプロテインをWPIに変えるとかなり改善されました。
体重は7キロ減ったのですが肝心の体脂肪、特にお腹の脂肪は落ちたという感覚がなく、
まだまだこれからといった感じでした。
ダイエットのモチベーションが長く続かない私でもここまで続けられたのはなんといって
も空腹に耐える必要がないという糖質制限ダイエット特有のメリットがあったからです。
最初は糖質を制限して足りなくなったカロリーを脂質で補うなんて逆に太りそうだとおもっ
たのですが某健康茶のCMいわく、糖質+脂質の同時摂取がいけないようでしたので脂質
だけだと大丈夫なのかな?と考えるようになりました。
調べてみると脂質は体で消化・吸収できる以上に摂取すると便として排出されるようでそ
もそも食べ過ぎることが糖質と比べて出来ないようです。
よくよく考えてみると砂糖抜きの人口甘味料入り生クリームを食べると
小皿一杯でも焼肉を腹いっぱい食べたような満腹感があり、あまり量は結構食べられない
ものだと感じました。
デメリットで考えると若干食費が高くなることと、外食では食べられないものばかりとい
うのが正直キツかったですが、その間お酒を飲むこともなく手製のお弁当で済ませたので
かえって糖質制限とはいえ健康的な食生活になったような気もしました。
最初は糖質を制限することに対してかなりの不安もありました。
ネットで検索してもはっきりとしたことも書いていなかったのでどちらが正しいかもわか
らず、頭がフラフラするのではないか?とか色々不安もあったのですが、カロリーを減ら
すことなく、タンパク質もしっかり摂取していたので肌はツルツル、爪も割れず、毛髪が
もろくなることもなく、精力(!?)もついたような気がして疲れる事はありませんでし
た。
糖質を制限していないころは昼食を食べると急激に眠くなりましたが、それもなくなりま
した。
調べてみると血糖値が食事によって上がると眠くなるそうですね、糖質制限は血糖値が安
定しているので逆にそれが起こりづらいこともわかりました。
精力の点は脂質をタップリ摂取することによってホルモンの分泌が良くなり、(脂質はホ
ルモンの原料だそうです!)男性ホルモンに効いたのではないかと考えております(笑
そんなこんなで残り2ヵ月半ちょっと週に1回、1食だけ好きなものを食べたり(チートデ
イ!)糖質制限の色々なメニューを考えて作ったりとストイックな今までのダイエットと
は違い、食べる楽しみを失わずに続けることができました。
時折、不意に無性に米や麺類が食べたくなりましたが糖質摂取制限以内に一口、二口食べ
るだけでも満足できるようになりました。
糖質制限に入る前には少しづつお米などを食べる量を減らして少し慣れさせてからチャレ
ンジすると反動も少なくてよいかもしれません。
9月に入り、糖質制限生活を始めてちょうど3ヶ月たった頃にはあまり糖質を食べたいとい
う衝動は少なくなりました。
ダイエットはあまりダラダラ続けても仕方がないとのことでしたのでここで一旦糖質制限
を止めようかと思ったのですがそれほど苦でもなくなったため、お付き合いの時などメリ
ハリをつけて食事をするようにしました。
ここまで結果ですが体重は18キロ減らすことが出来ました。
週に2回のワークアウトは続けてきたので使うウエイトも逆に重くなったことから筋肉は
落ちずに逆にアップしていました。
お腹の脂肪はかなり落ちて、腹筋の割れ目が確認できるくらいにまでは落ちました。
体脂肪9%から10%をウロウロしている状態でした。
頬や腕などの部分はかつて20代の精悍さを取り戻しました!
38歳でここまで若返る?ことができたのは感動モノです。
お腹の脂肪は落ちたのですが太っていた時期に皮膚がかなり引っ張られたみたいでお腹の
皮膚がビヨーンとゴム人間のように伸びる状態ですが高校時代に履いていたジーンズが履
けるようになるなど完全にお腹の脂肪は満足できるレベルまで落ちました。
皮膚は12月ごろには伸びることはなくなり、ややたるんでいるような状態です。
現在、普通の人の半分くらいの糖質の摂取の量にはなっていますが恐れていたリバウンド
の気配は全くありません。
体重も1キロ~2キロの加減ですのでまぁ容認できる範囲ではあります。
仮に体脂肪率が2%アップしても3%落とすつもりで糖質制限すれば楽勝ですので断続的に
続ければ今の体型を維持しながら生きていく事は可能な感じです。
胃に歯があるのか?って位たべてた若かりし頃から食べる量は若干へったものの食べすぎ
と思いつつすごしてきた10数年が100kgの私を作り上げてきたわけで食べるものを気をつ
けていれば糖質制限の場合は暴飲暴食を10数年つづけなければ元には戻らないのではない
かと思っています。
筋肉を減らさずに体脂肪を直接減らすことができればこそ可能な事だとも思いました。
まとめますと、糖質制限のメリット・デメリットは個人的な感想ではありますが
メリット
・リバウンドしづらい
・空腹に耐えるダイエットではない
・極端な体質の変化が実はあるわけではない
・かなり効率的、短期的にメリハリがある
・ケトン臭もなし(クエン酸摂取で問題なし)
デメリット
・食費がかかる
・便が柔らかくなる
・お酒が飲めない
・皮が余る
・時折糖質が欲しくなる
という感じでした。
私の場合、体重が100キロでしたので割合的には体重の数値の落ち具合が大きいですが感
覚としては15%から20%の体重減位が一般的な数値のようです。
そしてもともと体脂肪の少ない人はそれなりということになるかと思います。
脂肪の落ち具合は部分的に落ちるのではなく、割合的には平均として体中の脂肪が落ちて
いくような感覚でした。(おなかはもともと脂肪が多いので最後まで残るような感じ)
糖質制限には諸説いろいろありますがやってみるのもよし、不安があればやらないのもよ
しって感じですね。
ただ私は成功できたのでとても満足しています。
参考になれば幸いです。