先月の2月6日に糖質制限ダイエット実践者の
桐山秀樹氏
がお亡くなりになられました。
ちょうど私が糖質制限の体験記を書いた頃と重なりますが率直言うと今回の大騒ぎはちと大げさすぎるような気もします。
前回の記事はこちら
彼は重度の糖尿病患者であったことこれは紛れも無い事実であり、彼は糖質制限ダイエットを始める前から肉体にダメージを負っていました。
つまり血管は糖尿病患者特有のボロボロな状態であったのです。
しかし死の真相は詳しく書かれず、「糖質制限第一人者の死去」=糖質制限は危険!
と報道するのは安直すぎやしませんか?と私は思うのです。
また通常糖質制限といっても未来永劫糖質制限を続ける訳でもなく、目的を達成すればそこからバランスの良い食生活、適度な運動と健康的な生活をすれば良いのですから
極端に数年から数十年、糖質制限を続けるならまだしも期間を限定して行えば例えリスクがあったとしてもかなり軽く抑えることができるかと思います。
そして、経験者じゃない人間、正しいやり方を知らない人間は糖質制限ダイエットを【全く糖質を摂らないダイエット】と勘違いしているのではないでしょうか?
糖質制限ダイエットで厳しく糖質を制限する期間は2週間程度、そしてそれ以降は比較的緩やかな制限量になります。
そして重要なのは糖質を制限するけれど全く糖質を摂取しないわけではないと言う事です。
おそらくは小食の人であればそのくらいしか糖質を摂取しない人も存在するはずです。ではその人も危険であるのであろうか?
糖尿病患者は糖質制限食を基本的に医師から薦められるかと思います。
それが重大な死の危険があるとすればそれは大問題です。
では通常のダイエットはどうでしょうか?
通常のダイエットはいわゆる“食べない”ダイエットが主流かと思います。
糖質も脂質も制限するダイエットです。
ではそちらもいわゆる危険なダイエットの部類に入るわけです。
そしてこのダイエットは基礎代謝を下げていわゆるリバウンドのしやすい体になり、そのループが延々と続くこととなります。
いくつかのサイトでも危険性を述べたサイトがありますが基本糖質制限を正しくしている人が常にアルコールを飲んでいるわけではないのにとんかつとアルコールを摂取して動脈硬化になった人の例を挙げています。
(とんかつは衣がついているので糖質制限には向かないですし、アルコールはもってのほかです。)
この場合はアルコールというもう1つの原因が加わっていますし、その例になった患者が糖質制限を正しく行っているとは限らないのです。
こういった【結論ありき】のお得意の話かと思います。どこかの御用医師でしょうか?
つらつらと牛肉を多く食べる県の人間は大腸がんが多いとか
話が摩り替わっていきます。牛肉を食べる人は全て糖質制限をしているのでしょうか?
これは全く正しく糖質制限ダイエットの方法を理解しないまま、危険性だけを煽っているといえます。
理解をされていないままよく頭ごなしに言えるものだと思います。
私は糖質制限が全く安全な方法である。ということを主張したいわけではなく、
もっと正しい知識を知った上での議論をしたいのです。
そして巷に氾濫するダイエット法でリスクのないダイエットは存在しないかと思いますし、
●●だけ食べたら痩せる~なんて謳い文句のダイエットについては追求されないカラクリがあると言うことも
申し伝えておきたいのです。
糖質制限は普段より極端に糖質の摂取を減らしますので体に負担が掛かることはもちろんあるでしょう。
ただカロリー不足にはしないので頭にエネルギーが回らない、カタボリック(筋肉の異化)起すわけでもありません。
ただし、何度も言うようですが厳しく制限するのは最初の2週間だけです。
現代の食事は糖質が多く、肥満の原因になっている事は否定できません。
毎日成人病で多くの人が死んでいますし、高額な医療費を払って治療をしています。
つまり数多くの人間が成人病によって苦しみ、亡くなっているのです。
そちらのほうが私はよっぽどリスクが高いと思うのですが、、、
これは私の私見ではありますが糖質制限ダイエットを終えると食事に関する意識が変わりますし、少し気にするだけでも肥満を防ぐことが出来るようになります。
それは少なからず健康に過ごすための一助となるわけです。
実践するしないは個人の自由として何事にもリスクはつきものです。
糖質制限だって過ぎれば毒にはなるでしょうが今までの怠惰な生活のツケを払う、または成人病を避けるには糖質制限の食生活はとても有意義なものである一面もあるってことです。
例えばいくらコーヒーが体に良いと言われても飲みすぎれば
胃が荒れますよね?なんでもやりすぎは良くないです。
そしてダイエットで肝要なところはいつまでもダラダラと続けずに期間を区切ることです。
体脂肪を5kg落とすことが仮に出来たらならバランスの良い食生活、運動の習慣を保ちながらそれで2kgの体脂肪がついた時点でやるなどメリハリをつける必要があります。
よっぽど暴飲暴食をしない限りは一度落ちた体脂肪が急激に2kgも増えるわけではありません。
だとすれば通常の食生活をしている人でさえ延々と太り続けるということになりますので、、、
若い頃からの感覚で運動もせずに食事の量が変わらなければ確実に太ります。でもそれは10kg~20kgぐらいかと思います。
それを一旦リセットして、生活習慣に気をつければすぐに元に戻るというリスクは少なくなるはずです。
5kg落として2kg戻ったのならば次には3kgを落とすつもりで頑張ればダイエットが気軽に実践できます。
要するに断続的にできればそのタイミングは長く、はじめは極端なダイエットではあるけれど次回からは小刻みにふり幅を小さくしていくことがとても重要です。
痩せることにもリスクはあるかと思います。
でも太り続けることのリスクのほうが高いのです。
是非ともどなたかデータをお持ちであれば糖質制限をしている人間としていない人間の動脈硬化などの数を出していただきたいと思います。
マスコミ各社は鬼の首を取ったかのように騒いでいますがまぁ都合の悪いことが多くあるのだろうな、、、と思います。
アメリカでも糖質制限の一次ブームになった際は穀物の売り上げが1割ほど落ち込み、アメリカの既得権益の一角である穀物メジャーがアトキンス博士の会社を圧力で潰しました。(日本の3倍は人口があるアメリカで穀物の売り上げが10%落ちたのならば実践者も相当いたはず。。。健康被害が頻発していれば政府として何らかの措置、あるいは被害者からの訴訟が頻発しているはずです。)
それは決してこの日本での大騒ぎとは違う側面ではありますが根っこはほぼ同じと思って間違いないかとも思います。
加圧ダイエットでも大手ジムで死者が出ていますがジムは責任も取らず、そしてマスコミも積極的に報道しませんでした。
つまりマスコミは都合が悪いところはダンマリで権益の関係ないところでは盛大に叩くのです。
御用学者や医師を使ってもっともらしく悪玉コレステロールと散々叩いてきた手前、昨年の厚生労働省の発表で引っ込みが付かないという理由もありますし、
コレステロールを抑えた食品、健康食品がスポンサーなのですから叩くのは当たり前かとも思います。
触らぬ神に祟りなしですし、これは不確定な情報だと思ってください。
あくまでも私見と私の知る限りの話ですし、私は医師ではないのでご自身の健康は医師に相談してご自身で守ってくださいね
そして私は決して糖質制限ダイエットの信者ではありません。
今は糖質を制限していませんがバランスの良い食生活と運動で体型がキープできています。
大学時代のスーツも着ることが出来るようになりましたし、リセットしてよかったと思います。
糖質制限は確かに最初が辛かったのでできればもうやらずに済ませたいと考えています。
やらずにすめばそれに越した事はないのですからね
結論として糖質制限ダイエットが体に悪いわけではない!
というよりは今回のマスコミのイメージ的な誤解とどんなことも【過ぎたるは及ばざるが如し】でバランスが大切だと言う事です。
くれぐれも糖質制限ダイエットするときは
正しい知識で実践してくださいね!