北島さんから、「ダイエットをするならランニングじゃなくて、まずはウエイトトレーニング。あとは食事制限をプラスすると、効果的にリバウンドなくダイエットできる」と教わったので、それを実行しようと思っています。
ところで、ダイエットする時のウエイトトレーニングって、どこから始めればいいですか？
どこの部分を鍛えると一番効果的にダイエットを進められるのか気になってるんです！
この記事の目次
一番使う、一番大きい筋肉
ダイエットを成功させてリバウンドしづらくするには、普段の生活でカロリーをどんどん使えるようにして、一日のカロリー消費量が増えればいい。それで太りづらくもなるし痩せやすくもなりますよね。
それを考えると、「一日で一番使う筋肉を鍛える」っていうのが一番のポイントになります。一番使う筋肉の中でも、一番大きい筋肉を鍛えてあげればいい。大きい筋肉っていうのは、カロリーの消費量も大きいですから。
一番大きくて、なおかつ毎日一番使う筋肉を鍛えてちょっと大きくしてあげれば、カロリーの消費量が変わってくるんですよ。ですから、痩せやすくもなるしリバウンドも起きにくくなるということですね。もちろん、大きい筋肉を鍛えるだけでも有効です。大きい筋肉は維持するだけでもカロリーを使うので。ただ、一番って考えた時には、使う頻度も一番多いってところになりますよね。
結局、運動としては歩くっていう動作が一日で多いと思うんですよ。その時に一番使われる大きい筋肉っていうとお尻の筋肉であったり、ももの付け根の筋肉であったりするわけなんですよね。ですから、質問の答えとして、「一番リバウンドを起こしづらくて一番早く痩せるためにどこがいいか」ってなると、お尻の筋肉を鍛えたり、ももの付け根の筋肉を鍛えるのがいいってことになるんです。
下半身から取り組むべき？
スクワットには辛いイメージがありますが、やり方をちゃんと考えて、体重バランスをよくすれば、普通の日本人が一般的にやっているスクワットよりも、だいぶ楽に感じるスクワットっていうのもありますよ。
ただ、必ず下半身を鍛えなきゃ痩せないわけでもないですよね。大きい筋肉であれば、生きているだけでカロリーを消費してくれるので、使う頻度が少なくても痩せやすくはなるんですよ。
胸や背中の筋肉もすごく大きい筋肉ですから、胸とか背中を鍛えてあげれば、太りにくくなるっていうのもありますね。だから一番いいのは、胸、背中、お尻を鍛えてあげる。そこが全部大きくなればすごく痩せやすくなります。でも、どうしても足のトレーニングが嫌な人は、胸だけ鍛えてもいいし、背中だけ鍛えてもいい。それでも十分痩せやすくはなりますね。
本当に早く痩せたい、いち早く痩せたいっていう場合なら、「胸 → 背中 → お尻」の順番になります。
続かないなら、意味がない
ただ、できるかできないかよりも、やらなきゃ意味がないわけですから。どこがいいって分かっていてもやらないと意味がない。その人がどうなりたいのか、もっと楽にしたい、どうしてもスクワットなんかやりたくないっていう人だったら、胸だけ鍛えたって痩せやすくはなりますから。胸だけ鍛えてもいいし、背中だけ鍛えてもいい。大きい筋肉っていうのは、胸、背中、お尻、あとは太もももありますけど、その中で一番自分がつけたくって、一番できそうなところをやるのが、現実的には一番成功への近道だと思いますね。
最終的には継続できるところをやる。しかも楽しく、ですね。継続を目的にするというより、楽しいからやりたくなるっていう感じですよね。
楽しいからこそ継続できる。やっぱり辛いことをやっちゃダメなんですよ。辛いと思っている時点で効果も出ないし、継続もしないと思うので。楽しいっていうのが大前提ですよね。
脚のトレーニングの方が痩せやすいですよって言われても、辛くてやりたくなかったら何の意味もないんです。それよりも、「ベンチプレスだけやって痩せるなら楽しい」って言うんだったら、そっちでいいんですよ。結局、脚が痩せやすくてもやらなきゃ意味がないし、胸の筋肉でも十分痩せやすくはなりますから。
とにかく辛いことはやらない
今までのダイエットは、「辛いことを頑張りなさい」っていうのが続かない最大のポイント。楽しいことをやりましょうっていうことです。
ウエイトトレーニングについては、とにかく楽しいこと、やりたいことをやる。「トレーニングやらなきゃ…」じゃなくて、「トレーニングがやりたくてしょうがない！」っていう風に持ってかなきゃいけないんですよ。逆に、「こんなにトレーニングをやれない期間があったから、やりたくてしょうがない！」っていう風にならなきゃいけないんです。
「今週、忙しくてトレーニングが1回もできなかったから、どうしてもやりたい！」「来週は頭からやるぞ！」みたいな感じになるのが理想ですよね。「今日は○曜日だからトレーニングしなきゃ…」みたいなのはダメですね。
最終的に辛いことをやる時っていうのは、「どうしてもこうなりたいからやりたい！」と自発的にやらなきゃダメですよね。結局、こうなりたいっていう願望の方が強くなって、やりたくなさを超えた時にやるのが一番いいですね。
たぶん最初の段階では、楽しいことだけやって変わった体形で十分満足できると思うんです。ただ、段々と欲が出てくるので、どんどんやりたくなるわけですよ。皆さん最初の目標っていうのは、たぶん楽しいことだけやっていれば達成できると思うんですよね。
プロは楽しいからやっている
とにかく辛いことを避けて、楽しいことだけをやって目標を達成しましょうってこと。逆に、そうしないと目標が達成できないですね。
こんな風に教えるトレーナーは日本では少ないかもしれないけど、他のスポーツやトレーニングでも、アメリカに行くとそういうスタンスのほうが多いですね。やっぱり楽しいからやっているっていう人が多くて。
日本でも超一流選手は、楽しいからいつの間にか練習に打ち込んでたっていう人が多いと思うんですよ。そうじゃないと超一流にはなれないと思う。辛いのを無理して我慢して我慢して我慢してやったというよりは、好きで好きでしょうがないから、いつの間にかのめり込んだって人が多いと思うんですよね。
そういう環境に身を置いて、楽しくやればできると思うんですけど、トレーナーが間違った教え方をして「頑張れ、頑張れ」「根性、根性」って言っちゃうと、やる気がなくなっちゃいますよね。
日本をひっくり返したい！
僕は今、時間を作って、プロスポーツ選手や芸能人にマンツーマンで教えたりしています。ですから、なかなかみんなにはできない状況ですね。でも、常に「教えてほしい」と言われているので、そういうのも考えてはいるんですよ。
ウエイトトレーニングはすごくいいことなんですけど、間違った方向に行っちゃってるんですよ。辛いとか、苦しいとか、動けなくなるとか、スタイル悪くなるとか言うのは、ウエイトトレーニングのことを知らないからなんです。
もともと欧米ではウエイトトレーニングがすごく流行っているんですけど、今はもう中国でもインドでも中東でも流行っていて、世界中で愛されてるんですよ。
日本はウエイトトレーニングが一番嫌われてる国なんですよ。でも、それは間違った知識がはびこっているからなので、それを何とかひっくり返したいですね。僕の理想とするトレーニングを直接教えたり、その理論で固めたトレーナーを日本中に増やしていきたいっていうのは理想ではありますよね。
「この人に教われば大丈夫ですよ」というトレーナーがなかなかいないので、僕が育てたり、僕が直接教えるトレーナーに指導させたり、直接僕が教えたりっていうのは、近いうちにやらなきゃいけないと思っているところですね。
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