僕は高校生ですが、北島さんの動画を見るようになってから、部活の自主練習に筋トレを取り入れるようになりました。
自分はまだ成長期だと思うんですが、このような時期に注意すべき点があれば、ぜひ教えてください!
この記事の目次
成長期マックス!
まず、高校時代は一生のうちで筋肉が一番速くつく時代です。
成長期って言われるくらいなので、成長ホルモンの分泌が半端じゃない!正しくやれば、みるみる筋肉がつきますね。
ただ、日本はどちらかと言うと、走れば筋肉がつくと思っている人が多い。
走れば体力がつくから筋肉もつくと思っているみたいで、「部活をやる人は必ず走りなさい」みたいな感じになっている。
以前の質問に、「毎日1時間走ってるのに腕が太くなりません」というのがあったけど、そういうことを冗談じゃなくて本気で考えてる人が結構多いと思うんですよ。
走れば体が作られると思っている人が多いんですけど、走っても全然役に立たない競技もありますからね。
ましてや筋力、特に瞬発的なパワーをつけるには長時間走るのはマイナスになるぐらいです。
では何で補うかと言うと、ワークアウト、ウエイトトレーニングですね。これしかないんですよ。
アメリカだと高校生ぐらいから当たり前のようにワークアウトを取り入れています。
そもそも「ジム」は体育館のことですから、学校にワークアウトの設備があるのは当然のことで、みんながウエイトトレーニングをスポーツに取り入れてますね。
日本だと偏見があって、自重トレーニングはいいけど、ワークアウトやバーベルはダメと言われたりしますよね。
やったとしても、ウエイトトレーニングはせいぜい自主練習だけで、みんなでやるのは走ることだけ、という感じだったりするわけですよ。
結果の出るスポーツの共通点
高校時代にきちんとしたやり方をすれば一番速く伸びますし、この時期にきちんとトレーニングしないから世界に遅れをとってしまうんです。
ただ、ワークアウトをすれば何でもいいわけじゃなくて、ここでも体重バランスが重要になるんですよ。
体重バランスが狩猟民族のようにつま先の内側に入ってないと、やればやるほど運動のポテンシャルが下がってしまうので、体重バランスがすごく大事になるわけなんです。
体重バランスがどのくらい大事かというのは、もはや日本のスポーツのレベルに出てしまっていますよね。
経済力とスポーツのレベルは大体比例していて、経済レベルが高い国はスポーツのレベルも高いのが一般的なんです。
でも日本は、瞬発力が必要で体重バランスを自分で決めなきゃいけないスポーツのレベルが極端に低いんですよ。
それに比べて、そもそも体重バランスが取れないとできない競技は、世界的に活躍できていますよね。
例を挙げると、まずスケートですね。フィギュアスケートにしろ、スピードスケートにしろ、スケートは世界に通用する人が多いですよね。
あとは、スキー、競輪、水泳、体操もいいですよね。
スケートやスキーはつま先の内側に体重が乗ってないと滑れないですから、競技をするうえで踵体重があり得ないんですよ。
常にそこを意識してやっているので、バランスが取れている。競輪もつま先体重じゃないと自転車がこげません。
水泳は水中で、体操は空中で体全体のバランスを取っているので、踵体重は関係ないんですよね。
こういう競技はすごくレベルが高いんですけど、地面に足がつくものになると、極端にレベルが下がってくるんです。
Jリーグのレベルは高い?低い?
例えばサッカーにしても、これだけお金を掛けて競技人口が多い割には、南米に敵わなかったりしますよね。
お金を持ってる国は強いはずなんですけど。野球に関しても、一時期は誰でも野球をやっているような国だった割にはレベルが高くない。
世界で通用している選手は何人かいるけど、もっとレベルが高くてもいいんじゃないかと思うんですよ。
結局、体重バランスがパフォーマンスに影響しているんですよ。
そもそも体重バランスが取れないとできないスポーツでは経済レベルに合った活躍をしているけど、体重バランスを自分で決めなきゃいけないスポーツは、環境に対してレベルが低い。
競技人口に対してもレベルが低いということは、成功者が少ないってことになるんですよね。
ですから、一番ポテンシャルの高い高校時代に基礎的な筋力を作って、スポーツの土台とするんです。
そこからパフォーマンスが上がってくるわけですよ。
例えば、サッカーだとヨーロッパや南米の選手とは体重が10kgくらい違うわけですよ。
ということは、高校生のうちに10kgの筋肉を作らなきゃいけなんです。この10kgの筋肉がないために、技術が高くても勝てなかったりするわけなんですよ。
ですから高校時代に正しいワークアウトをするのは、ものすごく大事なことなんです。
ただし、体重バランスを崩したら逆にパフォーマンスが落ちるので、つま先重心のスピーディーなワークアウトを心掛ける。
それによって、より効果の高いワークアウトができて、ポテンシャルとして10kgの筋肉を高校時代に作るわけですよ。
そこから大人になって世界に通用する選手になっていくんです。
ワークアウト文化を広めたい!
高校生は成長ホルモンが一番出ているので、正しくやったら大人の3倍以上のスピード感で筋肉がつくようなイメージです。
僕も高校生くらいの時に始めましたけど、1回のワークアウトで体が変わっているような気分になっていましたね。
1週間もすれば違う筋肉がついているような、本当に毎回毎回体が変わっていくのを実感するぐらいのスピードでした。
日本のアスリートのレベルを全体的に上げるためにも、高校時代はかなり大事だと思うので、講演の依頼があればビジネス抜きでやってもいいかなと考えています。
そのくらい大事なことだし、大事な時期なんですよ。
みんなの考え方が変われば、自然にワークアウト文化は広まっていきます。
今は間違った体重バランスでやっているせいで、ワークアウト自体がよくないと思われていますけど。
高校時代からしっかりやっている人達が世界で活躍することによって、日本人の考え方がガラッと変わって、スポーツのレベル自体が上がりますからね。
スポーツに限らず、高校時代に体を作っておけば一生モノになります。
筋肉にはメモリーがあって、一度作ったところまでは戻りやすくなるんです。
高校時代に何らかの形で筋肉をつけておけば、大人になって仕事が忙しくて何にもできなくても、ちょっと復活すればすぐに筋肉がついてきます。
若いうちから、正しいやり方を実践してほしいですね。
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