この【質問対談】のコーナーでは、北島達也のYoutubeやメルマガの読者から寄せられた“具体的”“基本的”“素朴な”質問に、対談形式で答えていきます！
この記事の目次
まだフォームが固まっていません
＜聞き手＞：初心者の方からの質問です。『週に1部位のみ1回のワークアウトでいいということですが、フォームが上手くできているか、できていないかわからない状態で、筋肉痛も狙った部位にこない場合、上手く効かせられるようなフォームを会得するまででも、週1回のワークアウトでいいんですか？それとも多少練習をして、フォームを固めた方がいいんですか？』という素朴な疑問をいただいています。
＜ 北島 ＞ まず、フォームをできてないということはワークアウトにもなってないので、週1回とか言う前にまずフォームを完成させなければいけないですね。
意識が全然できないのにただやればいいというのも良くないですね。
意識ができて初めてワークアウトになるので、どういう角度でやったら意識できるのか、そこに徹底的に時間かけた方がいいですね。
例えば胸の筋肉なんかはほとんど使ったことがない人が多かったりして、神経がまだ発達してないんですよ。
足の指を上手く動かせない人が多いのと一緒で、神経はあるけど鈍っているということですね。
胸に力を入れるような動きを頻繁に毎日でもいいからやって、神経がある程度発達して意識が出来るようになったら、フォームを固める。フォームがきっちり形になってから、週1回のワークアウトに初めて入れるわけです。
ワークアウト以前の状態
＜ 北島 ＞ ですから、その前の段階ではワークアウトになっていないので、回数とかの問題ではないですね。
まずどういう筋肉を使うのか、どの角度でどこが使えるのか、というのをしっかり覚えて、完全にマスターしてから始めた方が近道になります。
ただ単に「ベンチプレスだけやっていれば勝手に筋肉は大きくなる」と思ってやっていると、逆に遠回りになってしまう可能性がありますね。
胸を発達させたかったら、胸の力の入れ方でどういう時に胸が動くのか、といった神経について理解する。
それから胸の角度や位置、胸が使えるフォームを勉強して、それで意識ができるようになる方が優先ですね。
重いものを上げるより意識が優先です。「意識ができるようになって、筋肉を収縮することによって重さが上がる」というのが理想です。
ですから、まず意識することが大事で、その前の段階ではワークアウトにすらなってないので、毎日やっても大丈夫ですよ。
＜聞き手＞ いい質問ですね。まずしっかりと土台を作ってからですね。
＜ 北島 ＞ これが後々響いてきます。そういうことを考えないでやってしまうと、ワークアウトを5年も10年もやっているのに背中が意識できないと言い出したりするんですよ。
それは本当にもったいないことなので、意識できているかとどうかを確かめてもらいたいですね。
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