ずいぶん一般的になってきたようだが、実はまだまだ正しく理解されていないのがプロテイン。
今回はその辺りを解説します。
この記事の目次
【1】プロテインの性質
まず、プロテインとはタンパク質のこと。
タンパク質は人間の体を形成する元となる栄養素で、筋肉も肌も髪の毛もみんなタンパク質で出来ている。ダイエットをしたときに、タンパク質不足で肌や髪質が悪くなった経験がある人もいるだろう。
人のカラダは20種類のアミノ酸の組み合わせで出来ている。
たんぱく質は簡単に言えばアミノ酸の塊です。
たんぱく質は筋肉,臓器,血液などの構成成分です。
体内組織の合成や分解、つまり代謝の調節機能を司る
ホルモンや免疫反応の抗の成分なのです。
もちろん、筋肉を大きくする上でも重要で、タンパク質をたくさん取らないと、トレーニングをしても筋肉を修復することが出来ないし、成長もしない。
特に、日本食はタンパク質が少ないので、意識して頻繁に取らないとタンパク質不足になりやすい。
なぜなら、タンパク質は体の中に蓄えることが出来ないから。
タンパク質は3時間から5時間に1回取るのが望ましいが、そうすると、1日に5・6回取ることになってしまう。その都度、肉・魚・卵を取るのは大変だし、現実的ではないだろう。それを補う簡単な方法として、プロテインパウダーが使われている。
【2】ベストなタイミング
さらに、タンパク質を取るなら、トレーニング直後に取った方がいい。
トレーニングでカラダがダメージを受けているときは吸収力が高くなっているので、そのときにタンパク質を取ると、より吸収しやすいので筋肉になりやすい。
タイミングとしては、トレーニングが終わって30分以内に取るのが良いとされている。だから、同じトレーニングをしても、直後にタンパク質を取るか取らないかで効果が全く違う。トレーニングの費用対効果を考えるのなら、断然取った方がいい。
だが、ここでも問題が発生する。トレーニング直後30分以内にステーキが食べられる環境が整っているだろうか?
ほとんどの場合、これも現実的には難しい。結局、一番簡単に取れるのがプロテインパウダーということになる。
タンパク質は筋肉の原材料なので、それがないことにはトレーニングをしても筋肉は太くならないし、食べ物から取るのはすごく大変。
ベストタイミングを逃さないためには、プロテインパウダーの常備をお勧めする。
【3】プロテインは何から出来ているか
製品としてのプロテインパウダーを危険視する人もいるが、それは完全な知識不足。
実は、プロテインは誰でも知っているものから出来ている。
一般的に「ホエイプロテイン」という種類が一番人気で手に入りやすいものだが、これは牛乳からチーズを作るときに出る「残りもの」で出来ている。
チーズは美味しいが、脂と糖分がほとんどで、すごく体に悪い。
牛乳から脂と糖分を取ると良い部分だけ残る。それがプロテイン。
低脂肪乳をさらに良くしたようなもので、100%牛乳から出来ている。
原材料ははっきりしているので、
あとは添加物やメーカーに気をつけて選べば、危険なことは一切ない。
【4】プロテインはあの水分
プロテインの分かりやすい例を挙げると、プレーンヨーグルトの上に浮いている水分、あれがプロテインだ。あの水分は乳清といって、あそこに一番いい栄養が入っている。
パッケージに「捨てないでください」と書いてあるのは、一番いい栄養分を取ってほしいからだ。
乳清を飲むのとプロテインパウダーを飲むのは同じ効果があるものの、あの乳清の量ではとてもじゃないが足りない・・・。
食事で補うのは難しいし、ヨーグルトを何個も買うわけにいかないとなると、やはりタンパク質はプロテインパウダーで取るのが効率的だ。
最近のプロテインパウダーは美味しくなっているので、トレーニング後のご褒美として飲むのもいいだろう。
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