日本人がウエイトトレーニングすると寸胴になる!?『私は筋肉をつけると不恰好になるんです!』は大きな勘違いだった!日本人がハリウッド俳優のようなメリハリのあるカッコイイ体の作り方
トレーニングをして筋肉が太くなったのに、ちっともカッコイイ体にならない人が多い。
その一方で、ハリウッド俳優などは筋肉が太くないのにメリハリのあるカッコイイ体をしている。
その秘密を解説しよう。
この記事の目次
【1】何も考えないと…
欧米人が何も考えずにトレーニングをすると、9割強の人がカッコイイ体になる。
だから、欧米では男女を問わずウエイトトレーニンが流行っているし、ウエイトトレーニングを否定する人もいない。
ウエイトトレーニングをすれば体型が良くなり、スポーツにも役立つので、その効果に誰も疑問を持っていない。
一方、日本人が何も考えずにトレーニングをすると、8割強の人がより不細工な体型になる。
そのため、日本人にはウエイトトレーニングに否定的な人が多くいる。やればやるほど体型が不細工になり、動きが鈍くなるような発達をするのだから無理もない。
ジムのトレーナーの中にも「自重トレーニング以外は効果なし」「有酸素運動だけで十分」などと言う人がいるくらいだから、一般人の知識や理解も進まないわけだ。
結論を言うと、何も考えずにやるからダメなのであって、きちんとしたやり方を身に付ければ、日本人であってもウエイトトレーニングでカッコイイ体を作ることは可能だ。
【2】ルーツが違う
では、なぜ欧米人は何も考えなくてもカッコイイ体になるのか?
答えは、欧米人のルーツが狩猟民族であることに起因している。狩猟民族は狩りをして自分たちで餌を取らなくてはいけないので、鋭敏な動きがしやすい体になっている。それに対して、日本人は農耕民族がルーツだ。田畑で腰をかがめて農作業をするには、安定した下半身が必要だ。
つまり、狩猟民族も農耕民族もそれぞれの生活に適した体型と動き方を持っている。
例えるなら、サラブレッドと農耕馬のようなもの。サラブレッドは速く走るために関節が小さくて逆三角形の形をしていて、農耕馬は重労働に耐えられるように下半身が太くなっている。
サラブレッドと農耕馬では役割が違うので価値に優劣の付けようはない。だが、いまの日本人が求めているのは、ウエストがくびれて、足首も膝も細くて、逆三角形のメリハリボディ・・・、確実にサラブレッドのような体型だろう。昔なら「農家の嫁にいい」と言われた下半身が安定した体型は流行らない。
【3】体重バランス
狩猟民族と農耕民族の体型の違いは、DNAによる発達しやすい筋肉の違いももちろんあるが、体重バランスが一番の原因だ。
狩猟民族と農耕民族では、立っているときの体重バランスがまったく違う。
狩猟民族が立っているときは、すぐに動ける状態の体重バランスなっている必要がある。狩りでは獲物を見つけたらすぐに動かないといけないし、狩りに失敗したときは逃げなくてはいけない。
一方、農耕民族が立っているのは、農作業から解放されて休むときだ。休むことを目的とした立ち方をしているので、運動には向かない体重バランスになっている。
つまり、日本人が何も考えずにトレーニングをすると、運動に向かない体重バランスのままでトレーニングをしてしまうので、カッコイイ体にならないのだ。
【4】ルーツを超える意識
ルーツを知ると、「農耕馬がサラブレッドになれないように、日本人もカッコイイ体にはなれないのか」と悲観しそうになるが、そんなことはない。
欧米人だって、自分が狩猟民族であったことを意識して体重バランスを取っているわけではなく、日常的な体の使い方がそうなっているに過ぎない。ならば、日本人にも出来る。
トレーニングをするときに、正しい体重バランスを保つように意識して姿勢を矯正すれば、カッコイイ体になれる。日本人の8割強が不細工な体型になるトレーニングをしているのを横目に、ハリウッド俳優のような体を作ることも不可能ではない。
<まとめ>
日本人が生来持っている体重バランスでトレーニングをすると、下半身デブ・なで肩・寸胴という残念な体型がより強化されることになる。
トレーニング時はもちろん、日常生活でも体重バランスを意識して、動き方を欧米人に近づけよう。ルーツに打ち勝つ日が必ず来る。
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