出産したばかりの女性や子育て中の女性の中には、出産前の体型に戻るためにワークアウトを始めたいと考えている方もいます。
ただ、現実的には家事と育児でそんな暇がないという場合はほとんどでしょう。
では、毎日忙しい子育て中のママはワークアウトでシェイプアップすることを諦めるしかないのでしょうか?
今回は、時間がない女性でも、普段からあることに気を付けるだけで美しくなれる方法を教えちゃいます!
この記事の目次
どんなに忙しくても姿勢を改善することはできる
ワークアウトで身体を変えるためには「毎日厳しい鍛錬をしなければいけない」と考える日本人はまだ多いようですね。
でも、実は普段の生活で「立ち方」を変えるだけでも体型は変わってくるんです。
日本人の8割は背中が丸まっていて骨盤が後傾している、かかと側に体重を乗せた姿勢と言われていますが、そのような姿勢では見た目の印象が悪いばかりではなく、肩こりや腰痛の原因にもなるんですよ。
かかとに体重を乗せている状態というのは「休んでいる」時の姿勢でもあるので、その姿勢で筋トレするとスポーツでは役に立たない筋肉がつき寸胴になるだけなのです。
では、どのような立ち方をすれば良いのかいうと、つま先側、拇指球と呼ばれるところに体重を乗せ、膝を真っすぐ伸ばし、骨盤を前傾させ、胸を張り、背骨のアーチを作る、下の画像でいうと右側のような立ち方です。
普段の生活でこのように立つことを意識するだけで、足首が細くなり、膝が細くなり、ウエストがくびれ、お尻が上がるんです。
もちろん、立つときだけでなく、座るときも、歩くときも姿勢は重要ですね。
座るときは、深く腰掛けずに、骨盤を前傾させて胸を張ります。
このような姿勢をとるとシェイプアップ効果だけではなく脳の働きが良くなるので、デスクワークの人なら仕事の効率は上がります。
歩き方はどうでしょうか?
歩く時でもつま先に重心を乗せて、膝を開かないで閉じるようにし、骨盤を常に前傾させ、胸を張る。
たったこれだけでスタイルは良くなっていきます。
重要なのは胸を張って骨盤を前傾させた状態をキープすること。
これなら、どんなに忙しい主婦でも、家事をするときや子供を抱っこする時でも意識できますよね。
流行りの子供を抱っこしたヒンズースクワット
少し時間の余裕がある方なら、週1,2回5分程度、ヒンズースクワットをすると、より早く体型を変えることもできます。
最近海外でも流行っているようですが、慣れてきたらお子さんを抱っこしながらスクワットなども効果的ですね。
この時もつま先に体重を乗せて(かかとは浮かさない)、胸を張り、骨盤が常に前傾していることを確認しましょう。
骨盤の前傾は特に重要です。
骨盤が垂直、または後傾しているだけで腰痛や肩こりの原因になります。
スクワットする時だけでなく、お子さんを抱いたり、重いものを持ち上げるときも姿勢を意識してみましょう。
背中をそらして、膝を曲げて持ち上げることで、 腰の筋肉ではなくお尻の筋肉を使うことができ、ぎっくり腰の予防にもなりますし、ヒップアップ効果もあります。
正しい姿勢は、背骨の強度を保つS字のカーブが作れ、僧帽筋が縮むので肩こりも解消できます。
胸を張り、背骨のS字カーブを作ることで、腰痛を防ぐことができ、肩こりも解消できるのですから、姿勢がいかに大切かということがよくわかりますね。
体幹トレーニングよりも姿勢が重要
体幹トレーニングという言葉もよく聞きますが、体幹を鍛えれば体型が美しくなるというわけではなく、正しい姿勢で運動していれば体幹部の筋肉が正しく付くと考えたほうが良いです。
なぜならば、姿勢が悪い人が体幹トレーニングをすると余計バランスが崩れさらに姿勢が悪くなり、鍛えている意味がないばかりではなく、運動パフォーマンスが落ちることにつながってしまうからです。
体幹を引き締めたいなら姿勢を正すことからはじめなければなりません。
まとめ
どんなに忙しい人でも姿勢を正すことはできます。
ただ、正しい姿勢というのは思ったより難しく、ずっと姿勢が悪かった人にとってはキツイ体勢かもしれません。
でも、それが体に染み込んで当たり前になれば、無意識のうちにエネルギーを使い、必要な筋肉が自然についてきてスタイルがどんどん良くなってきます。
内臓のポジションも良くなるので、便補が解消されます。
使う筋肉が変わり、中殿筋、大殿筋というエネルギー消費が大きい筋肉を使うので、太りにくい体にもなれます。
姿勢を正すことによって得られるメリットがこれほど多いのでしたら、今すぐ改善すべきではないでしょうか?
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※この記事は北島達也さんのYouTube動画を参考にさせていただいております。