男であれば、一度は逆三角形の上半身に憧れると思いますが、きれいな逆三角形というのは肩幅が広くてウエストが細ければ良いというわけではなく、背中の発達も必要になってきます。
とはいえ、いくら逆三角形を目指して鍛えても、背中がなかなか発達しないという人は多いようです。
では、しっかり背中を鍛えてきれいな逆三角形の体型を手に入れるためにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は、背中を発達させるために重要な2つのポイントを紹介したいと思います。
この記事の目次
種目を増やしても意味がない
日本人は背中が発達しないという人が非常の多いです。中には、何年も鍛えているのに背中の意識があまりできないという人もいます。
そんな人は、ジムなどで広背筋がしっかり発達している人を見かけると、何の種目をやっているのか気になるようですね。
でも、種目より大切なことがあります。
もちろん、バランスよく上部、下部、広がりを組み合わせて鍛えることも重要なんですが、背中が大きくならないのはメニューだけの問題ではありません。
仮に背中が発達している人と同じメニューをこなしたとしても、まったく意味がない場合があるのです。
それは、背中を鍛える種目をいくらやっても、広背筋を使っていない可能性があるからです。
背中を意識できないのは姿勢の問題
日本人が背中を意識できない原因の1つは、かかとに体重を乗せていることが挙げられます。
かかとに体重が入ってしまうと、骨盤が垂直、または後傾し、背中に負荷がかからない姿勢になってしまいます。
それでは、ラットプルダウンをやってもベントオーバーロウをやっても背中には入りません。
重要なのは単に種目をこなすことではなく、背中にしっかり刺激が入っているか、背中の筋肉がしっかり収縮しているか確かめながらその動作を覚えることです。
これは姿勢の問題ですので、骨盤を前傾させた正しい姿勢でワークアウトすればかなり改善できます。
※正しい姿勢についてはこちらの記事をご覧ください。
姿勢が改善できれば、種目の数を増やさなくても背中は発達していきます。
ある程度発達してきてから、上部や下部を分けて、足りない部分を鍛えれる種目を増やしていけば良いのです。
ウエイトを重くしすぎるのは逆効果
背中に入らないもうひとつの原因は、背中より上腕二頭筋を優先的に使ってしまうということも挙げられます。
背中が発達していない人がウェイトを重くしすぎると広背筋だけで上げることができないので、上腕二頭筋を使ってしまい、背中への刺激が入らなくなります。
ですので、背中が意識できるまではウエイトは軽くても問題ありません。まずは、背中の筋肉を意識することから始めてみましょう。
背中が筋肉痛になって、意識がしっかりできるようになったら徐々に重量を増やしていくのが効果的です。
まとめ
背中が意識できない人はまずは軽いウエイトを使って広背筋だけをしっかり収縮させられるよう動作を覚えてから次のステップに進みましょう。
それでも背中の意識ができないときは姿勢が悪い可能性が非常に高いので、まずは正しい姿勢をもう一度確認してみましょう。
かかとに体重が入っていたらどんな種目でも背中に刺激を入れることはできません。これだけは絶対に覚えておいてください。
※この記事は北島達也さんの動画を参考にしています。