トレーニングをする目的は人によって大きく異なり、ダイエット目的の人もいれば、カラダを大きくしたい人もいる。
今回は、ガリガリな体型の人がカラダを大きくするための食事法を解説しよう。
この記事の目次
栄養学を忘れる
スマートと言えば聞こえはいいが、痩せすぎの体型も肥りすぎとは違った意味で問題だ。
力強い印象に欠けるため、男らしさをカラダでアピールするには物足りない。
そして、見た目だけの問題ならいいが、痩せすぎの人は食が細い場合が多いので、体力がなく体調も崩しやすい。
残念ながら、魅力的とは言い難いだろう。
では、どうすれば、カラダを大きくできるのか。それにはタンパク質とカロリーが必要になるため、まず食べなくてはいけない。
本来なら、栄養学の見地から必要な食物をバランスよく取って・・・という話になるのだが、ここではそのような固定観念を一旦捨ててみよう。
なぜなら、肥りやすい人と痩せやすいでは、食べていいものと悪いものが違うからだ。
体重を増やす方法
例えば、食が細い場合、クリーンな食事とされる鶏肉・玄米・野菜などを食べろと言われても、大した量を食べることができない。
それでもカラダを大きくしたい、でも食べられない・・・。
それを解決する方法は、プロテインパウダーとお菓子だ。
筋肉を付けながら体重を増やすには、タンパク質とカロリーが必要だ。
肉が食べられないなら、動物性タンパク質であるプロテインパウダーをガンガン飲む。食事の量を増やせないなら、チョコレートなどカロリーの高いもので補う。
「こんな食事はダメだ」と思うかもしれないが、栄養価としてはタンパク質と糖質を取っているので、問題はない。
要は、固定観念を捨てて、何をすれば体重が増えるかを考えればいい。
特に、何をやっても肥れない体質なら、この方法は有効だ。
参考までに
ボディビルダーの食事を紹介しよう。
日本の基準では、ボディビルダーのタンパク質の摂取量は「体重1Kgに対して2g」とされているが、アメリカでは普通の人がそれくらいの量を取っている。
そのため、基準の倍、つまり「体重1Kgに対して4g」を目安にして取っている。
タンパク質の量は筋肉の大きさに直結するので、とにかくタンパク質を多く取る工夫が必要だ。
とはいえ、ボディビルダーといえども、一年中ストイックに食事を管理しているわけではない。
減量時期はシビアに糖分や脂肪分をカットするが、普段はタンパク質の量を減らさないように気を付けるくらいで、ジャンクフードも結構食べている。
ずっとストイックにやっていると、いざというときに頑張りが効かなくなってしまうので、スケジュールに合わせて柔軟に対応している。
まずはプロテインパウダーを用意しよう
何を食べても肥れない人は、要らないことを考え過ぎているのではないだろうか。
食べ過ぎて気持ち悪くなったらどうしよう、食事のバランスが崩れたらどうしよう、脂肪が付き過ぎたらどうしよう、食べてもカラダを大きくならなかったらどうしよう・・・。
そんな心配をするより、いつでもタンパク質とカロリーを取れる環境を準備しよう。
プロテインパウダーとお菓子を常備して、時間になったら口に入れてみる。
そうやって、体を徐々に慣らしていけば、食べられる量は必ず増えていく。
<まとめ>
まずは肥ることが先決なのに、食べられもしない食事のバランスを考えても意味がない。
肉や魚を食べられないなら、プロテインパウダーを取る。カロリーが足りないなら、お菓子を食べる。
食事バランスを考えるのは、絶対的に足りていないタンパク質とカロリーの摂取量を満たしてからの話だ。
材料が足りないうちは、カラダを作ることは出来ない。
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