アスリートにはバルクアップは必要か?そもそもバルクアップとは!?
この記事の目次
バルクアップ=筋肥大
バルクアップとは元々ボディビルの世界の専門用語でバルク(bulk)とは量を表す言葉なのでバルクアップはワークアウトを行って筋肉を肥大させる(筋肉の量を増やす)という意味になります。
日本でもバルクアップという言葉がちらほら散見されるようになってきました。
バルクアップと同義の言葉としてはサイズアップ、ウエイトアップ、ウエイトゲインが挙げられます。
また「筋肉が大きい」という表現ではビックやフュージという言葉が主に用いられます。
バルクアップ(筋肉量が増える)事は【筋力が増大する】という絶対的な事実
日本のスポーツの世界でしばしば指導者の口から言われる【筋力トレーニング不要論】。
物理的な力学を無視したこの話は日本の中の小さい世界での話なのではないでしょうか?
単純に考えて、車の排気量が増えれば出力できるパワーは増大します。
私達は地球の重力の中で生きているのですからそれ以外の何か【力】でパフォーマンスを向上させることが一体どのように出来るのでしょうか?
テクニックを極めれば何か神通力のようなものが備わるのでしょうか?
もちろんテクニックも重要です。しかし、プロ並みのテクニックをもった筋力が並の小学生がホームランを打つことが出来るでしょうか?やや極端な話ですが想像してみるだけでも答えは出るはずです。
【先日、ロッテOBの村田兆治氏さん(66歳)始球式で131キロのストライクを投球しました。】
村田さんは引退後全国各地の子供達に野球を教えることをライフワークとしています。
選手から指導者になった村田さんは体作りに対しての知識を勉強しなおしたそうです。
そして自分自身がお手本になるために66歳になった今でもワークアウトは欠かさないそうです。
この話が何を物語っているのか、、、ですね。
時代や物理の法則に逆行したことを教えてはいませんか?
スポーツに限らずロジックを無視した指導を受ける生徒、学生は指導者本人が現役時代にいくら実績があったとしても本当に不幸かと思います。村田さんのように指導者こそそこは謙虚に勉強すべきです。
アスリートのバルクアップは本当に不要?
もちろん競技の世界ではテクニックも必要不可欠です。
私は筋力があればテクニックはいらないという話をしたいのではありません。
テクニックももちろん重要。でもそのテクニックを活かす筋力、弱い部分をバルクアップさせる必要がある。
とお伝えしたいのです。
バルクアップするといってもボディビルダーのような体になる必要はありません。
逆に競技そっちのけで集中しなければボディビルダーのような体型にはなれません。
ワークアウトというとボディビルダーの体型にすぐなってしまうような誤解がありますが、
それはそれなりに努力をしなければなれないですし、筋力を強化したい部位をワークアウトすればよいのですからそんな心配はまったくもって【杞憂】と言わざるを得ません。
アスリートがワークアウトするタイミング
アスリートは日々厳しい練習を積み重ねているかと思います。
その中でワークアウトを取り入れるタイミングが難しい方もいらっしゃるかもしれません。
特にプロ競技の選手であればシーズンインしてしまうと筋肉痛になるわけには行きませんから、
ワークアウトは主にオフシーズンに集中して行われるのが通常かと思います。
やはり前年の反省も踏まえて、オフシーズンにワークアウトの計画を立て、次シーズンに備えるという形が好ましいですね。
通年を通して、練習が厳しい方はオフの前の日などをワークアウトにすると良いかと思います。
休日もなく、練習の日々が続くような環境はあまり良くないですね。
たった30分だけで良いのでワークアウトに時間を割くことで体は変わりますので是非取り入れていただきたいと思います。
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