この記事の目次
なぜ筋肉が硬くなってしまうのか?
ワークアウト、いわゆる【筋トレ】で筋肉が硬くなってしまうのはなぜか?
をまずお話したいと思います。
ワークアウトを行うと筋繊維が傷つきます。または破壊されるという表現もありますが破壊されたら筋断裂ということになるのでそれは大怪我という事になります。
言葉の表現に関してはここまでとして、ワークアウトによって傷ついた筋肉というのは実際には筋繊維が細かく傷ついている状態になります。
いわゆる【炎症】を起こしている状態になりますが、その状態になると脳は筋肉を修復するように命令します。
刃物で指を切ったら時間が経てば傷がふさがる状態と同じく筋肉の修復が行われるということです。
ここで重要なのは【回復には時間が必要】ということです。
筋肉が回復されないうちはその隙間にコラーゲンなどが代わりにその場所に居座ります。
ですので筋肉が回復しないうちにワークアウトを行ってしまうと筋肉がコラーゲンだらけになります。
コラーゲンは筋繊維ではないので力も出せなければ柔軟性もありません。
この状態がいわゆるただの繊維質な【硬い筋肉の状態】です。
筋肉を柔らかくするにはワークアウト後の休養がカギ
さきほども述べたとおり、ワークアウトで刺激を与え、傷ついた筋肉が回復するまでの期間にしっかり休養を与えて、筋肉の基となるたんぱく質を摂取すれば筋肉は通常の状態になり、柔らかい筋肉になります。
ですので【やればやるほど筋肉がつく】というのは前提条件として【頻度を守る】ということが重要になります。
筋肉が回復するには最低でも48時間~72時間の時間が必要になります。
また完全に回復するには1週間から10日前後です。
そしてワークアウトを行うと関節や筋膜にもダメージを負いますのでその回復も1週間から10日前後の回復期間を必要とします。
つまり柔らかく上質な筋肉にするにはたっぷりと筋肉に休養と栄養を与える必要があるということです。
ワークアウトを行う目的を見失うな!目的は筋肥大
ワークアウトはそもそも人間が環境に適応する働きを利用し、筋肉に負荷を与えてそれに適応(抵抗)させて筋肉を太くするために行う行為です。
頻度も高ければ、、、と机上の理論上はそうなりますが筋肉の回復が間に合わなければそもそもの目的を達成できないわけで体は変わってくれません。
オーバーワークで怪我をすれば長期間の離脱をせざるを得なくなる場合もあるので筋肉に負荷を与え、栄養と休養を与える価値をワークアウト同様に考えてみてはいかがでしょうか?
いつの間にか目的が体を変えることより、【ワークアウトを行うこと】になってはいませんか?
もし、そうなってしまっているのであれば今一度改めてご自身のワークアウトを行う目的を改めて思い返して見ませんか?
やり方が間違っては体は変わってくれません。
・適切な負荷
・適切な栄養
・適切な頻度
結果が出なければこの3つ要素をもう一度チェックすることがとても重要です。
関連記事:【トップアスリートの秘密】上質な柔らかい筋肉の作り方!