北島さんは、アドレナリンを出してトレーニングするといいと言いますが、具体的にはどのようなトレーニングを行えばいいのでしょうか?
現状、私は気分の高揚する音楽を聴いたり、テレビを見ながら鍛えています。これをもっと効率的に行う方法があれば、教えてください!
この記事の目次
ダメ!絶対!
まず、アドレナリンを出す方法は意外と簡単で、気分が高揚するような音楽を聞いたりするので十分です。
その他では、コーヒーが好きな人はコーヒーを飲んだり、トレーニングの前にアクション系の映画を見たり、好きな格闘技やスポーツを見ることによって、十分アドレナリンが上がりやすくなります。
ただ、「テレビを見ながら」というのは最悪ですね。
よく、「ながらトレーニング」とか言う人がいますけど、無酸素系の筋量をアップしたいトレーニングでは、「ながらトレーニング」は一切やっちゃいけないですね。
どこまで集中できるかがポイントで、しかも短時間でやるわけですから、「ながら」でやる必要がないんですよ。
本来なら10分とか5分で終わるのに、「ながらトレーニング」という人は長くやるのが前提なんですよね。
だから、「ながら」で何かをやりたくなるんです。「テレビを見ながら1時間トレーニングしましょう」となっちゃうんですよね。
短時間でも「ながら」?
そもそも、無酸素系の運動で筋量アップが目的の場合は、時間の長さはとにかく短ければ短いほど効果が出て、しかもどこまで突き抜けた信号を送り込めるかということが肝なんです。
ですから、テレビに気を取られるなんてもっての外ですし、「どれだけ短くするか」なんですから、「ながら」をする必要はないんですよね。
「ながら」がいいと言っている人は、最初から1時間ダラダラやるつもりで、そういうことを勧めているわけですが、根本的に無酸素系の運動ではありえないですね。
有酸素運動でバイクやランニングマシンをやる場合はテレビを見ながらでもいいと思うんですけど、テレビ見ながらウエイトトレーニングをやるはありえないですね。
アドレナリンを出すには、自分でテンションを高めることですね。それだけ十分上がりますから。
あとはどれだけ集中してアドレナリンを出せるようになるかという訓練です。
集中力を高める訓練はした方がいいですね。毎回毎回トレーニングで集中しようとしていれば、それが訓練になりますから。
トレーニングの最中に、「3セット目を何回上げる」とか意識しちゃダメですよ。やってる時は動作に収集してください。
2つの「集中」
「集中」という言葉が日本語には1個しかないから分かりづらいんですけど、英語だと「集中」という言葉の意味は2種類に分かれているですよ。
1個は「フォーカス」。カメラのフォーカスと一緒で、視覚的な集中。
もう1個は「コンセントレーション」といって、精神的なものも含めた統一された集中なんですよね。
コンセントレーションを高めることがトレーニングの成功につながるのであって、フォーカスしちゃいけないんです。
コンセントレーションの質を高めることがトレーニングの質を高めることになるので、そこを中心に考えれば「ながらトレーニング」はおのずとなくなってきます。
もちろん、その前に「長時間、トレーニングをする」ということを前提にしなければ、そもそもそんな考えは生まれこないんですけどね。
意識のコンセントレーションでトレーニングを早く終わらせるようにして、レッドゾーンに突き抜けるような重さの刺激を速く入れてあげることで防衛本能を刺激して筋肉を太くする。
これを忘れずに実践していくと、筋肉は大きくなりますね。
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