最近、パーソナルトレーニングが流行っているようなんですが、ああいうトレーニング方法とか、ああいうジムっていうのは効果ってあるんですか?
僕はカッコいい体になりたいんですけど、誰に教えてもらえばいいですか?
この記事の目次
体重を減らしても意味がない!
単刀直入に言って、目的が「カッコいい体になる」っていうことでしたら、8割強の人は効果がないでしょうね。ただし、目的がただ単に数字として体重が減るとかだったら、いけるんじゃないかと思いますよ。数字として体重が減るってことだけで、カッコいい体形になるってことは無しって考えた場合に。
だから見た目の体形はどうでもいいから数字だけ減らすっていう、切実な目標がある人だったらいいかもしれないですね。例えば、5kg減らさないと乗ってる自転車が壊れちゃうとか。そういう目的だったらいいかもしれないですけど。見た目を気にする人だったら、僕の見る限りあれじゃダメでしょうね。
数字にこだわっている時点で、観点がズレてるんですよね。
さっき僕が言ったように、体重を減らすっていうことを、ただ単に重さとして考えた場合に成功っていうんだったらいいですけど、カッコいい体形になりたいってことになると、また別問題になります。カッコいい体形になるのに数字だけで判断するっていうのは、すごく危険なんですよ。
判断基準はミラー
じゃあ、判断するのに一番何がいいかと言うと、ミラー!鏡ですね。
僕もアメリカで習っていたときに、「ミラーが一番大事だ」って言われたんです。「スケールで計っちゃいけない」ってよく言われました。
ミラーが大事というのは、鏡に映った自分がカッコいいかどうかですよね、要は。鏡に映った自分がカッコいいかどうか、カッコよければ成功、カッコ悪ければ失敗なわけです。実際にトレーニングする人の目的って、だいたいそういうところにあると思うんですけど、どうですか?
トレーニングの目的って、体形をカッコよくしたいからじゃないですか?
そういう目的があって、見た目はどうでもいいから数字さえ落ちればいい、って人はあんまりいないと思うんですよね。
体重を表示しながら歩いているわけでもないですし、見た目がカッコよければいいわけですよ。体重にこだわっているのが一番の問題ですね。
間違ったことをしっかり教えられる?
パーソナルトレーニングで正しい知識を持っている人が正しく教えていれば、もちろん最短の近道になります。でも、パーソナルトレーナーに知識が無かったら、最悪な方向にいきますね。
僕が見たところでは、全然体形をカッコよくすることを理解していないし、ボディーバランスのことをちゃんと考えてない。テレビとかでどこかのジムのチーフトレーナーみたいな人がトレーニングをしている動きを見ても、完全に間違った動きをしていました。体重バランスが崩れまくっていたので、あの体重バランスでチーフが教えているようじゃ絶対に不細工な体形を強制して作っちゃうな、っていうのが正直なところ。
「俺はチーフトレーナーだ」みたいなことを言っている人の、背中のトレーニングをしてる時の体重バランスを見たら、もう最悪!農耕民族特有の体重バランスでやってたんで、あれを強制的に教えたら、全員が不細工な体形になるって思いましたね。
ほんとに、カッコいい体形になるには体重バランスが全てなんですよ!その動画を見る限りでは体重バランスを無視してたので、チーフで教えている人が崩れたやり方をしてるようじゃ、正しい体重バランスを教えているとは思えませんね。
ただ、パーソナルトレーニングはすごくいいシステムなんで、ちゃんと内容を改善して、正しい知識を持ったトレーナーが正しく教えれば、最短のことを教えられる一番いい方法ではあります。やっぱり、教えてもらうっていうのはそれだけメリットがあります。修正してもらえるし。
ただ、教えてもらうからには正しい知識じゃないと!自分の体をちゃんとコントロール出来ない人間が教えるっていうのが、そもそも間違いだと思うんですよね。例えば格闘技弱い人に格闘技教わるか、泳げない人に水泳を教わるか、実験に成功したことのない科学者の言うことを信用するのか、っていう話なんですよね。
誰に教えてもらえばいいのか?
僕から言わせれば、自分の体もコントロール出来ないような人が教えるのは無いですね。エキスパートだから、初心者にも教えられるんですよ。どうしてかと言うと、エキスパートっていうのは、初心者から上級者までいっていて、しかもそれを早い段階でクリアしてるわけですからね。「初心者だから初心者に毛が生えたような中級者に教えてもらうのがいい」っていう考えが、そもそも間違いなんですよ。
例えば、プロ野球のコーチが少年野球を教えられないのか、と言ったらそうじゃない。すごく有名な野球選手が、たまに少年野球を見に行ったりするじゃないですか。あれが意味の無いことになりますよね。
少年野球は素人に毛が生えた草野球のおっさんが教えた方が上手いってことになったら、イチロー選手が来て教えても意味が無いってことになっちゃうわけですよ。でも出来れば、イチロー選手が教えてくれるんだったら、それがやっぱり一番いいわけですよね。小学生であろうとイチロー選手が教えてくれたら、メジャーリーガーになれる可能性は近づくわけですよね。初心者ながらに、より早く目的が達成できるわけじゃないですか。
それなりの功績を残してない人間が、僕から見たら初心者とほぼ変わらない人が教えてるんですよ。見るからに体形が出来てない。バランスがいい体形もしてないし、1年ぐらいトレーニングをやったら誰でもなれるような体形で、初心者を教えてるってことが間違いだと思うんですよ。
エキスパートならいろんな経験をして失敗も成功もして、いろんな方法を知ってますし、極限の状態まで作れてるってことなので、初心者段階からちょっと筋肉を増やすんだったら、簡単にいけるんですよね。
ネイマールに教えてほしい!
だから、「初心者を教えるには、初心者に毛が生えたような人の方がいい」みたいな考え方は捨てて欲しいですね。知識が豊富にあればあるほど、初心者の段階から体を変える最短の方法を知ってるので。
それをどういうわけか日本では、特にトレーニングに関してはそう思わない。他の競技に関しては、一流選手が教えた方がいいっていう考えが結構あると思うんですよ。例えば野球だったらイチロー選手、水泳だったら北島康介選手が教えればいいとか、そういう風に思うわけですよね。短距離だったらボルト、サッカーだったらネイマールがいいとか。
少年サッカーをネイマールが教えてくれるっていったときに、「あんな強い人に聞いても意味ねーよ」と言うかって話なんですよ。言わないですよね!
僕から見てみれば、いま出回ってるようなトレーニングはほとんど初心者に毛が生えたような人が教えているんで、全然次元が低いことを教えているな、遠回りをしてしかも正しい方法を教えてないな、っていうのが正直な意見ですね。
人に教えられるレベルまで達している人がせめて教えて欲しいですね。
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