減量=ダイエットの時、あなたはどのような食事のメニューを思い浮かべますか?
鶏のささみ肉、豆腐、きのこや豊富な野菜類などのローカロリーフードが浮かびませんか?
いわゆるカロリーを控えた低脂肪ダイエットです。
焼肉やデザートなんてありえない!
お腹いっぱいに食べるなんてありえない!
など、あなたにとってのダイエットは食事制限があって辛いイメージがないでしょうか?
食べるのを我慢しないで、無駄な贅肉や脂肪が落ちるダイエットがあったらいいのに・・・
そんなふうに考えているあなたには【ケトン体ダイエット】がおすすめです。
ケトン体ダイエットとは、糖質を制限して脂質とタンパク質をメインに摂る食事メニューです。
我慢せずにしっかり食べ、無駄な贅肉や脂肪は落とす減量でカッコイイ肉体改造を目指しましょう。
この記事の目次
厚生省の食事摂取基準改訂でダイエットも変わった。
厚生労働省は、2015年4月改訂の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、コレステロールの目標量を撤廃しました。
これまで「動物性脂肪は生活習慣病の原因になるコレステロール値を上げる可能性がある。」と悪者扱いされてきましたが、今回の改訂によって食に関する生活基準の認識が変わり、ダイエット食の考え方も大きく変わりました。
チーズや卵、動物の肉や脂も体に悪くない、食べても大丈夫ということなのです。
今までのローカロリーフードの方法でもダイエットはできます。
ただし有酸素運動やワークアウトのルーティーン、そして食事のメニューが複雑な上「美味しくないので食べにくい、1回に食べる量が少なくて辛い。」など、続けることが大変でした。
ではなぜ、ケトン体ダイエットがおすすめなのか?
・ メインは脂質とタンパク質で「健康に問題はない。」と科学的データーの裏付けがある。
・ しっかり食べても無駄な贅肉や脂肪が落ちるので続けやすくダイエットが成功しやすい。
・ 効率よく脂肪をエネルギーに変えて、体を動かすことで筋肉量も増え、脂肪代謝が良くなる。
などの理由でおすすめなのです。
ただし、目的は減量=ダイエットですから何を食べても大丈夫という訳ではありません。
制限が必要なもの
1990年代以前はボディビルのダイエット法は糖分を全く摂らないというのが主流でした。
ケトン体ダイエットも糖質を抑えて脂質やたんぱく質などはOKというダイエット方法なので痩せるということは立証されています。
今の科学に照らし合わせるとさらに細分化され、以前に比べて食べられる食材も多く「こんなに食べてもダイエットができるのか?」と感じると思います。
「そんなに素晴らしいケトン体ダイエットの食事のメニューを教えて欲しい。」と聞かれたら・・・
簡単にいえば「糖質は一切摂らない。」が答えです。
では、糖質とはどんな食材に含まれているのか、糖質以外のものは大丈夫なのか気になりますね。
糖質を含む食材
糖質を多く含む栄養素で、食生活に多大な影響のあるものが炭水化物です。
日本人の主食とされる米やパン、パスタ、うどんなどの麺類が代表的なものですね。
ほかにケーキやクッキー、ビスケット類、イモ類、フルーツの果糖、もちろん糖分も含まれます。
気になる酒類は、糖質自体にも問題があるのですが、ダイエット本来の目的であるエネルギーの消費にも大きな影響を及ぼしますので下記にまとめました。
これらの糖質は食べると直ぐに消化吸収されやすく、ブドウ糖に変わりエネルギー源となるものです。
トランス脂肪酸を含む食材
ここでいうトランス脂肪酸は、動物性脂肪や植物性脂肪を科学的に固めたものでマーガリン、ショートニングなどに多く含まれます。
マーガリンは種類にもよりますが10%~14%と含有量はかなり高めで、他にもパンやケーキなど、ショートニングを含んだ菓子類でショートニングの含有量は驚きでマーガリンの倍ほどです。
食用油でも、サラダ油やなたね油、天ぷら油、大豆油には1%~1.5%ほど含まれています。
酒・・・制限しましょう。
お酒好きな方が一番気になるのがアルコールでしょう。
「お酒は吸収されてもすぐに燃焼するから大丈夫!」
という人もいますが、ハッキリいって「お酒は太ります!」
まずカロリー面、1gにつき糖質は4kcal、アルコールは7kcalなので糖質よりもカロリーが高いのです。
脂質は9kcalですが、脂肪自体は大量に摂れるものではないので気にする程ではありません。
ケトン体ダイエットでは炭水化物は基本的には食べませんが、お酒は飲みやすく、カロリーも高いため気を付けなければいけません。
またお酒はカロリー以外にも問題が2つあります。
・ 内臓器官を通さずに直ぐに吸収されエネルギーに変わることです。
アルコールのエネルギーは糖質や脂質よりも先に、最優先でエネルギーとして使われます。
つまり、ケトン体ダイエットのケトン体に変わるはずの脂肪も、従来のダイエットのブドウ糖も、お酒によってエネルギーとして使われず脂肪として体内に残ってしまうのです。
・ お酒を飲むとテストロンという、筋肉を作るためのホルモンの分泌が減り、筋肉が作られるのが阻害されるとされています。
また、コルチゾンという、筋肉を分解させるホルモンが分泌され、筋肉が弱くなるともいわれています。
以上を踏まえるとお酒の席への付き合いは週に2日位、糖質控えめなお酒をグラスに2~3杯であくまでもお付き合い程度にしましょう。
食べて良いもの。
いよいよ食べて良いものです。
ケトン体ダイエットは高脂肪ダイエットと呼ばれるほど、従来のダイエットに比べると多くの食材を食べられます。
メインは脂質とタンパク質です。
動物性脂肪やタンパク質の肉類はもちろんOKですから焼肉も大丈夫なわけです。
植物性脂肪も植物性タンパク質も大丈夫です。
要するに、「脂質」と「タンパク質」で生活をしましょうということで、チーズや肉や卵、無糖であれば生クリームを食べてもよいのです。
炭水化物でも糖質でない食物繊維なども大丈夫です。
工夫次第ではデザートも食べられます。
エリスリトールというブドウ糖を発酵させて作られた人工甘味料は糖質ですが、体に吸収されないのでプリンなどのデザートを作ることもできます。
日本人は食事の60%が炭水化物というデーターがあり、炭水化物でお腹を満たしている感じですね。
しかし副菜のおかずをメインに切り替えることでケトン体ダイエットができそうな気がしますよね。
炭水化物がブドウ糖に変わり体を動かすエネルギーに変えていたのを、脂質やタンパク質がメインになることでケトン体というエネルギー源に切り替わるまでの期間は約2週間ほど掛かります。
そして、3ヶ月もすると完全にケトン体体質に変わっています。
効率よく脂肪をエネルギーに変えて体を動かすようになることで、脂肪代謝が良くなり、筋肉量も増えるのです。
まとめ
減量時のダイエットになぜケトン体ダイエットがおすすめなのか?
従来の低脂肪ダイエットに比べてケトン体ダイエットは沢山の食材を食べることができます。
ですからおいしく食べて続けられる、ダイエットの成功率が高いのです。
制限するものは糖質、トランス脂肪酸、お酒は極力控えめにということなので、仕事上でのお酒のお付き合いもできて、脂肪代謝がアップして筋肉や体力もついてくる実践的なダイエットです。
このケトン体ダイエットなら、今まで挫折してしまった経験を持つ方にも、楽しく続けて減量ができるはずです。
こんな記事も読まれています
Copyright © 2015 Ambitious inc. All Rights Reserved.
※本サイトの記事の転載、転用を固く禁じます。発見した場合は法的処置を取らせて頂きます。