ジムとの付き合い方が、ウエイトトレーニングを続ける・続けないといった問題に発展してしまうことがある。
アメリカでのウエイトトレーニング人気の理由とともに、正しい取り組み方を紹介しよう。
この記事の目次
オーダーメイド
「なで肩を解消したくてジムに通っているが、トレーナーから全身をやるように勧められてしまう。
そうした方がいいのだろうか」こんな悩みをよく聞く。
結論から言うと、そんなトレーナーに従う必要はない。
変えたい部位だけをトレーニングして、体型を自分の好きなように変えられるのが、ウエイトトレーニングの一番のメリットだ。
トレーニング内容はオーダーメイドのように自分で組み合わせればいい。
トレーナーのミスリードでやりたくないことをやらされるなど、本末転倒だ。
全身やっても効果なし
大体、全身を一度にやっても、良いことは何もない。
初心者が全身をやってもまず追い込めないので、脳に筋肉が必要だという信号を送るスイッチが入らない。
また、全身をやることで体力を使い切ってしまうのでオーバーワークになる。
結果的に、トレーニングのすべてが効果のないものになる可能性がある。
そして、最大の欠点は、「肩のトレーニングをしたいのに、無理やりスクワットをやらされている」というような不満が溜まって、トレーニング自体がイヤになってしまうことだ。
仕事を切り上げてジムに行って、やりたくないことを1時間も掛けてやらされて疲れ切り、そのうえ効果が感じられない・・・。
これでは、すぐに止めたいと思ってしまうだろう。
トレーナーの言いなりにならず、自分の体のどこを変えたいか、どうなりたいかを見極めて、独自のメニューを作ればいい。
全身をやるのは、最終的に欲が出てきて、あちこちに筋肉を付けてバランスを取りたくなってからでいい。
アメリカで人気の理由
ウエイトトレーニングは一番簡単で、一番ラクに体を変えられる方法だ。
なりたい体になるための一番の近道だ。だから、アメリカで人気が高い。
アメリカ人の一般的な性格に、ムダな努力を嫌うというものがある。
効果が分からないものに対する忍耐力がまったくと言っていいほどない。
つまり、コストパフォーマンスをシビアに考える性格なのだ。
目的がはっきりしていればやる。目的がちょっとでもズレたら絶対やらない。
だから、自分の目的に合っていて、やれば効果があると分かっているウエイトトレーニングの人気が高いのだ。
日本人のようにトレーナーに気兼ねしたり、やりたくないのを我慢したり、1時間もダラダラやったりしない。
ラクして体を変えたいなら、ウエイトトレーニングに勝るものはない。
オリンピックを目指すのか?
「一番ラク」「一番簡単」「一番の近道」と言うと、どうも真剣味に欠けると思う人もいるようだが、トレーニングは鍛錬でも苦行でもない。
単純に、なりたい体を作るための方法に過ぎない。
体を変えるだけなのに、わざわざ難しい方法を選ぶ人がいる
。例えば、オリンピック選手の体を見て、同じような体型になりたくて同じスポーツを始める人がいる。
水泳選手の体に憧れて水泳を始めるのもいいが、スポーツで同じ体型を作るには、オリンピック選手と同じ素質、同じトレーニング、同じ努力をしなければ無理だ。
いまからオリンピックを目指すほど水泳に打ち込む気があるだろうか。仮に打ち込んだとしても、その努力は報われない。
だが、目的が水泳選手になることではなく、水泳選手のような体型になることなら簡単だ。
筋肉を付けたい部位に効くウエイトトレーニングをすればいい。理想の体は、実は簡単に手に入る。
<まとめ>
知識のないジムのトレーナーによるミスリードで、ウエイトトレーニングを嫌いになってしまう人が後を絶たない。
だが、トレーニングの目的をしっかりと持っていれば、トレーナーの言いなりになるのがどれほどバカらしいかが分かるだろう。
トレーニングは自分のやりたい部位だけをやればいい。
一刻も早く、ラクに、簡単に自分の体を理想の形に変えてしまった者の勝ちだ。アメリカ人はその点をよく分かっている。
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