ウエイトトレーニングをやり始めると、聞き慣れない言葉が出てくる。
今回は筋肉をより大きくするパンプアップについて解説しよう。
この記事の目次
パンプアップとは
「パンプアップのために、最後にこの種目を・・・」
ジムなどでトレーニングをする人には聞きなれた言葉だが、一般的には「パンプアップ」は何のことかわからないだろう。
ウエイトトレーニングをすると、筋肉から脳、脳から筋肉に信号が送られて、筋肉の神経を発達させる。
その一方で、収縮した筋肉を元に戻そうとして、筋肉が充血してパンパンに膨れ上がる。この現象がパンプアップだ。
パンプアップは道筋作り
パンフアップはウエイトトレーニングの後に起こる現象だが、この現象を利用して、筋肉を大きくする道筋を作ることができる。
人間の体はトレーニングをすることでよく使う神経を発達させることができるが、パンプアップも同様で、筋細胞が膨らむことを繰り返していると、筋細胞が膨らむことに慣れて筋肉が大きくなりやすくなる。
そして、ウエイトトレーニング後に自然に起こる現象を、意図的に維持するトレーニングをこなすことで、道筋作りを強化することができる。
はじめはちょっとした近道のつもりで使っていた小路が、通る人が多くなるにつれて、いつのまにか道として認知されるような、そんなイメージだ。
重さ重視+回数重視
トレーニングには、筋肉を大きくさせるための最大筋量を出すトレーニング、神経の発達を促すトレーニング、そしてパンプアップのためのトレーニングがある。
それらを一通りこなして完璧なトレーニングとなる。
つまり、最大筋量を使った後のプラスαのトレーニングで、トレーニング効率がアップする。
重さ重視のトレーニングの後なのでキツイ感じがするかもしれないが、神経を発達させるためのトレーニングとパンプアップのためのトレーニングでは軽めの種目を回数重視で行う。
ベンチプレスのあとに、ケーブルクロスやダンベルフライを2セットくらいやるのがちょうどいいだろう。
トレーニングは我慢して終わらせるもの
軽い種目だからといってもやり過ぎは禁物。調子に乗って長時間やってしまったら、かえって筋肉が細くなってしまう。
トレーニングを苦行のように思っている人もいるかもしれないが、そもそも、トレーニングはやりたくないのに無理してやるものではない。
カッコイイ体型になりたい、胸板を厚くしたい、腹筋を割りたい・・・、そんな願望を満たすためにトレーニングをしているはずだ。
だから、正しいトレーニングをしていると、アドレナリンが出てくる。
アドレナリンには中毒性があるので、1回出るとどんどんトレーニングが楽しくなってしまう。
このままトレーニングを続けたい!そんな衝動に駆られるが、トレーニング効果を高めるには、そこで止める。
ここがポイントだ。
つまり、トレーニングは我慢して続けるものではなく、我慢して終わらせるものなのだ。
<まとめ>
パンプアップは筋繊維を太くするための道筋作りのようなもの。
ウエイトトレーニングに慣れてきたら、メニューにパンプアップも加えて、結果を出しやすいカラダにしていこう。
ただし、ここでもやり過ぎは禁物。アドレナリンの分泌でトレーニング中毒にならないよう、調整しながらカラダを作っていこう。
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