この【質問対談】のコーナーでは、北島達也のYoutubeやメルマガの読者から寄せられた“具体的”“基本的”“素朴な”質問に、対談形式で答えていきます!
この記事の目次
筋肉が育たないのは重さが足りないから?
<聞き手> 『北島さんの動画を見ると、ワークアウトの動作が非常に速いと感じます。
いつもあのくらいのスピードでワークアウトをするのでしょうか?』という質問です。
< 北島 > そうですね。重さでスピードが削がれるので、あれでもゆっくりなんですよ。
ただ、速くやろうとは思っていますね。ですから、動作だけでなく時間も短くなります。
いろんな種目をやっても、大体30分から40分ぐらいしかやらないですね。
昔は1、2時間のワークアウトもやっていましたけど、その時はもっと体が細かったですね。
アメリカに行く前に日本でやっていた時は、どんどん時間を長くしていったんですが、壁にぶち当たりましたね。
体重が70kgくらいから全然増えなくなったんです。その頃は2、3時間やっていたんですよね。
それが原因で全く伸びなくて、ボディビルを辞めようと思ってアメリカに渡ったら、15分のワークアウトでいきなり体が変わったんです。
どうせボディビルを辞めるつもりだったのに、試しでやってみたら一気に体重が増えて、びっくりしましたね。本当にやり過ぎだったんですよ。
甘い追い込みでは体は作れない
< 北島 > あと、アメリカに行って、いままでは追い込み方が甘かったというのがよく分かりましたね。
「ここまで追い込んで、初めて『追い込む』と言うんだ」と体感できました。
回数が多くなってくると、自然と回数をやる度に追い込み方が甘くなってしまうんですよ。
でも、短時間でやろうとすると、どんどん追い込めるようになってくるんです。
時間は短くて楽なのに、どんどん深く追い込める。追い込むのは瞬間的に終わるけど、そこだけが効果になるので、追い込みの意識は強く持ってほしいですね。
成長のための切り替え
<聞き手> よく勘違いされるのが、「重いものをどんどん持ち上げよう」ということですよね。
ちゃんと筋肉に効かせるために、重さがなくてもしっかりしたフォームでやるほうが大事ですよね?
< 北島 > そうですね。最初のうちは重さにチャレンジする感じになるんですけど、だんだん重さが上がってしまうと逆に怪我の原因になるんですよね。
ですから怪我をしないために、軽いもので重い負荷を与えることが大事になってくるんですよ。
その辺りの切り替えをしないといけないところで、日本人は切り替えが出来ないんです。
だから、止まって足踏みしちゃう人が多いんですよ。
例えばコンテストに出るぐらいの体になってくると、ジムの中でも結構目立ってくるので、「他の人より重いものを上げないと恥ずかしい」みたいに思ってしまうんですよ。
それで無理に重さを上げていくことによって、怪我の連続になったりするんです。
重いものを持てないと恥ずかしい?
< 北島 > ロサンゼルスでは、「体が細いくせに重いものを上げているのは田舎者だ」みたいな感じで笑われますよ。
目的は重いものを持ち上げて見せることじゃないので、それが分かっている人は適切な重さを使っています。
ジムで重いものを持って「すごいでしょ」と見せるのが目的ではなく、いい体にするために、筋肉を発達させるためにワークアウトしているので、怪我が少ない効率的な方法が一番いいわけですよ。
ある程度の重さが上がるようになったら、もう重さは増やさない。
軽いもので、いかに速く正確に刺激だけを重くするかがポイントなんです。
そこを大事にしないと、ある一定レベルからは先に行けなくなります。
どの種目をやるにしても、あるレベルで止まっている人は一度そこに戻って確かめると、また効果が出てくると思いますね。
ベルト使用はいつから?
<聞き手> もう一つ、面白い質問が入っています。
『お腹に巻くベルトをスクワットやデッドリフト以外で使うとき、ウエイトが重くなってからでいいですか?』とのことです。
ベルトやグローブといった小物は、初心者が使うと気合が入り過ぎているように思われそうで、気が引けますよね。
< 北島 > そうですね。ベルトの必要性はウエイトが重くなってから出てくるんですけど、早い段階から巻く癖をつけておいた方が怪我しづらいのでいいと思いますよ。
なるべく早いうちから安全対策でしておいた方がいいと思います。
<聞き手> 僕も最近買いました。
< 北島 > まずそういうところから入ると、やる気も出ますからね。
周りの目を気にする必要はないので、気合が入り過ぎを思われてもいいんです。
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