北島さんの動画を見て、一つの筋肉に一定期間だけ集中するトレーニングの方が、全身万遍なくトレーニングするよりも筋肉の発達には効果が高いことを理解しました。
それで私は強弱をつけて、ベンチプレスを週に3・4回行い、他の部位は軽く流すという取り組み方をしているんですけど、こういった解釈でいいでしょうか?
この記事の目次
ワンチャンスをつかめ!
そのやり方だと、確実に胸や肩をベンチプレスで怪我してしまいますね。
「ターゲットとする部位を、回数を多くやればいい」というのは本末転倒な考え方です。
量をやったら細くなっていくという説明をしているわけなんですけど、太くするためにはとにかく短時間に集中して追い込むんです。
チャンスは1回、ワンチャンスしかない。本当に1週間に1回しかチャンスがないんです。
どういうことかと言うと、42時間から78時間ぐらいでエネルギーは回復するんですが、その種目に使う関節のじん帯や筋膜付近の炎症は、回復に1週間くらいかかる。
だから、1週間に1部位しかできない。
力自慢? 筋肉自慢?
例えば、パワーリフターのように、ベンチプレスをただ重く上げればいいっていう種目の人は、トレーニングに強弱をつける。
重さにチャレンジするのは1週間に1回だけれど、もう1回は神経の発達をキープするために軽い重さでベンチプレスをやる。
ベンチプレスという動作に慣れて、神経を発達させて重さを上げればいいわけですから、そこに神経を使った方が重さは上がっていくわけです。
ただ、パワーリフティングのようにベンチプレスを上げればいいというのではなくて、筋肉をつけるのが目的である場合は、1週間に1回が一番、筋肥大がしやすいわけですよね。
重さが上がるから力があるとか、筋肉が太いというわけではないんです。
上がる理由には、神経が発達した場合もあるし、上げ方が上手くなった場合もありますから。
計画的な追い込み
筋肉を大きくしたい場合はより不利な上げ方で筋肉に負担をかけなければいけないので、真逆の発想が必要なんです。
しっかり休ませて怪我を回復させる。まあ、炎症は怪我みたいなもんですから。
1週間かけて回復させて、どういう風に追い込んでいくかと言うと、例えば胸を大きくしたかったら、週に1回ベンチプレスなどで胸だけをやる日をセットする。
しかも休み明けで、体が一番リフレッシュして疲れていないときに、メインの種目を持ってくる。
その他は手を抜いていいわけではなくて、例えば背中と二頭筋は同じ日、肩と三頭筋は同じ日というように、2つぐらいの部位を一緒にやる。
そうやって項目数を減らして、何とか1日で終わらせることによって効果は出ます。
ただ、1日に1個の筋肉だけをターゲットにして追い込む場合より、多少効果は落ちるわけです。
そういう理由もあって、ターゲットを絞って、集中してやったほうがいい。
初心者の場合はまったく別の話で、あれもこれも全身の筋肉をやろうとしても、集中できません。
そのうえ、筋肉が同時に大きくなっていってしまって体重が増えていくと、心臓に負担をかけないように筋肉の発達が妨げられたりするんです。
初心者はまずベンチプレスやダンベルカールからスタートして、種目数もターゲットとなる筋肉も少ない方がより速く発達します。
やり過ぎは禁物
ある程度キャリアがあって全身をやりたい場合、例えばボディビルダーが胸を鍛えたい場合は、胸だけをやる日を一番リフレッシュしている週の初めに持ってくる。
あとは2部位、3部位を同じ日にやってもいい。
ただ、そこも手を抜くわけではなくしっかりと真剣にやるので、それを考えると、1部位だけをやったほうが効果は高い。
1か所の筋肉を大きくしたいからと言って、週に3回も4回もやったら、逆に細くすることになってしまうんです。
いつも動画で説明しているように、トレーニングをやればやるほど筋肉は細くなります。
トレーニングの頻度が高くて時間が長ければ、より筋肉が細くなって力がなくなっていく。
1週間に1回くらいの頻度でどんどんを重さにチャレンジしていって、短時間で終わらせれば終わらせるほど、筋肉は太くなる。
この原則を忘れないでいてもらうと、そういう間違いは起きないですね。
結構、このことを勘違いしている人が多いですね。
いっぱいやれば大きくなると思ってるんですけど、「いっぱいやれば小さくなる」という考えをはっきりと持ってほしいですね。
しっかりリフレッシュして、強い刺激をメインの部位に当てていくということですよ。
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この記事の動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=ML2KX3T3dzU
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