一生ご飯が食べられない!?どこまで続ける?炭水化物抜きダイエット
炭水化物抜きダイエットに取り組んで、糖分を2週間抜いてみました。
それで、この後はどうすればいいですか?
ずっと糖分を抜いた生活をしなくちゃいけないんですか?
このままだと、デートの時にどうすればいいの!?って感じになっちゃって、正直なところ困ってます!
この記事の目次
「制限」から「タイミング」へ
普通の炭水化物抜きダイエットだと、ずっとそのまま一生続けなさいってことになるんですけど、実際それは結構辛いことですよね。それに、途中からは効果も無くなってくると思うんですよ。
2週間経過した後は、糖質を早い時間に摂ったり、一人前以下というか少しは食べてもいいって感じに変えるんです。その代わり、今まで気にしてなかった脂ものとかにちょっと気をつける。糖質と脂ものを一緒に摂らないっていうのが絶対条件なので。
糖分というのは、摂った時にインスリンを放出させてしまうんですよ。インスリンっていうのは、体に栄養を取り込む大事なホルモンなんですけど、糖尿病のイメージがすごく強いと思う。糖尿病の患者さんは、インスリンを自分で出せなくなっちゃってるんですよ。
食べ過ぎてインスリンをバンバン出して、インスリンが出る膵臓がぶっ壊れちゃう。特に日本人の場合は、そのタイプのインスリンの人が多いですね。昔から日本は島国で、大量に食べ物を食べてない人種なので、食べ過ぎるとそんなに膵臓が強くないため膵臓を壊してしまうことが多いんですね。インスリンが出なくなる糖尿病は1型糖尿病。
2型糖尿病は欧米に多いタイプで、すごく膵臓が強くてぶっ壊れないんですけど、インスリンがバンバン出るので、体の方がインスリンに鈍くなっちゃうんですよ。だからインスリンに反応しなくなっちゃって、食べたものがうまく筋肉とかに回らず脂肪にばっかりなって、どんどん太ってくっていうタイプ
両方ともインスリンの問題で、インスリンっていうのはすごく体にとって大事なものなんですけど、そのインスリンの出るタイミングをいかに知るか、コントロールするかっていうのが、ダイエットのもう一つの課題なんですよね。
「○○だけ」のダイエットは成功しない
「インスリンダイエット」みたいなものも昔は流行りましたけど、あれもまた「そこだけ」っていう感じでしたね。流行りもののダイエットっていうのは、炭水化物抜きダイエットもそうなんですけど、その一部分だけをクローズアップして極端にやることによって面白みが出るので話題になりやすいんですよ。だからこそ、一部分だけを強調してやるんですけど。
でも、実は全ての要素を取り込んでやらないとダイエットは成功しないんです。
まず、糖質抜きダイエットで糖質の中毒を断ち切った後は、今度はインスリンというものをよく考える。インスリンがどういう働きをするのかっていうのを考えて、食事をする必要があるんです。
インスリンっていうのは、摂った脂肪は体の脂肪になる。摂った糖質はエネルギーになるか、必要であれば筋肉などの組織に行く。タンパク質は優先的に筋肉に行きやすくなる。でも、筋肉とか皮膚に必要でなければ、タンパク質も脂肪になる。インスリンが出るような食事をする時は、必要な条件を体に作ってあげることと、そのタイミングでどの栄養素を摂るかってことがすごく大事になってくるんですよ。
インスリンとトレーニングはセット
ちょっと話が難しくなっちゃったので、まとめてみると、糖分を摂った時はインスリンが出るので、その時に脂を摂るとダイレクトに中性脂肪とか皮下脂肪になってしまう。お腹の内臓脂肪とか皮下脂肪になってしまうってことなんですよ。ですから、このインスリンが出るタイミングで脂肪は摂らない。
さらにインスリンが出るような食事をする時っていうのは、必ず定期的に筋肉に刺激を与えて、「筋肉が栄養を欲しがってますよ」っていう状態を作ってあげなきゃいけないので、トレーニングが欠かせないってことなんですよ。
インスリンが出た時にトレーニングするんじゃなくて、トレーニングをして常に必要だと体に思わせる。トレーニングっていうのは、週に2、3回でもやっていれば「筋肉が必要ですよ」と脳は思っているので、その状態の人がインスリンが出るタイミングでタンパク質や糖質を摂ると、優先的に筋肉に行くんです。
でも、トレーニングを全くしていない人がインスリンを出しちゃうと、脂肪に行くんですよね。ですから、インスリンが出るような、糖質をちょっと摂るダイエットに変える時にはウエイトトレーニングを並行してやってないと、全て脂肪になって全部リバウンドしちゃいます。
炭水化物や糖質抜きダイエットをした後に、炭水化物を少量は摂ってもいいんですけども、一番大事なのは、炭水化物と脂を同時に摂らないってことと、ウエイトトレーニングを必ずしてもらうってことですね。
甘いものを食べたり、ご飯類を食べたりするとインスリンがポンっと出るんですよ。ですから、そのインスリンを出さないようにするためにも、糖質抜きダイエットっていうのは有効なんです。ただ、それをずっと続けていくよりも、定期的に糖質を摂ってもいいと思うんですよ。インスリンは筋肉を育てるのにも役に立つものなので。ただ、糖質を取ってもいいけど、インスリンが出ているにも関わらずトレーニングをして筋肉が必要ですよっていう環境を作ってない人は、デブになっちゃうんですよね。
きっかけは「脳にスイッチ!」
常に「筋肉が必要ですよ」っていう信号を、脳に送り続けてなきゃいけないんです。そのために必要なのは、週1回か2回のウエイトトレーニング。それを確実にやってもらいたいんです。1回5分で十分なんですよ、スイッチが入ればいいだけなので。
「必要です」っていうスイッチを脳に入れるだけで、ダイエットが成功する大きなきっかけになる。いや、きっかけというか、それがなかったら脂肪を落とすためのダイエットは成功しないですね。
糖質を完全に抜いたダイエットを続けるよりも、糖質を摂るとインスリンが出るので、皮膚や筋肉、肌の成長にいい。ただ、摂ったからにはウエイトトレーニングをしたり、食べるタイミングも考えたりしないといけないっていうことですね。
こんな記事も読まれています
この記事の動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=6RL6473ZM6Q
Copyright © 2015 Ambitious inc. All Rights Reserved.
※本サイトの記事の転載、転用を固く禁じます。発見した場合は法的処置を取らせて頂きます。