この【質問対談】のコーナーでは、北島達也のYoutubeやメルマガの読者から寄せられた“具体的”“基本的”“素朴な”質問に、対談形式で答えていきます!
この記事の目次
何のために多くの種目をやるの?
<聞き手> 『以前は3セットを5、6種目していましたが、北島さんが言うように意識を変えて、2セット目または3セット目でやりきるようにしています。
すると、もう2種目ぐらいできるような感じになります。72時間で1度しかベストが出せないということは実感できています。
多種目をこなすより1種目のワークアウトをやりきった方が、後々の結果が出てくるのでしょうか?』という質問をいただいています。
< 北島 > これは、レベルによって違いますね。
どういう時に種目を増やすかというと、例えばベンチプレスをやって、ある程度筋肉がついてきた時に、筋肉の形をもう少し上につけるとか下につけるとか、もっと細かく意識できるぐらいになったら、もう1種目足りないところを増やすという感じですね。
種目はやりたいから増やすんじゃなくて、必要だから増やすんです。
ワークアウトは「こんなふうになりたい」という目的のためにやるわけですから、ニーズが先に来なければいけないわけです。
「ベンチプレスをやったら発達してきたけど、上部が足りないからインクラインベンチプレスを足す」という具合です。
ですから、必要がないうちは1種目のままの方がいいですね。
ワークアウトで発達したけど、上が足りない、下が足りない、横が足りない、内側が足りないとなった時に初めて、他の角度からその部分をターゲットとした種目を増やすという増やし方が一番早く効果が出ますね。
万人向けのメニューはない
< 北島 > 勘違いしないで欲しいのは、「○か月やったから、○年やったからインクラインもやらなきゃいけない」ということじゃないんです。
ニーズがあるからやるわけです。
筋肉は発達してきたけど、上部が足りないからインクラインを足す。筋肉は発達してきたけど、下部が足りないからデクラインを足す。
そうやって種目を増やしていくのが正しい種目の増やし方なので、焦って増やさない方がいいですね。
必要なものがあって、それに対して何をやればいいか、ということで種目を決めていくわけですから、ベンチプレスをやったら必ずインクラインをやるわけではないんですよね。
ただベンチプレスからインクラインの流れでやる人が多いというだけであって、人によってはベンチプレスをやった後にデクラインをやった方がいい場合もあります。
求めるものがあって、それを達成するためには何をしたらいいか、そっちを辿った方が間違いないですね。
<聞き手> なるほど、やっぱ目的ですね。
< 北島 > そうですね、ワークアウトですから。
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