前腕を太くしたくてリストカールをやっていますが、手首が痛くて困っています。北島さんのおススメのワークアウト方法はありますか?
この記事の目次
オーバーワークに気付いていない
前腕は普段からよく使われる部分ですし、前腕を使わないワークアウトはあまりないですね。
体の末端にあるので一番使いやすいし、神経も発達しているんですよね。
そうすると、何も考えないでバーベルを持つと、だいたい前腕筋に入ります。
ですから、そのうえで前腕のワークアウトをするとオーバーワークになって、腱鞘炎になったりするんですよ。
質問者はもしかしたら前腕のワークアウトのやり過ぎで腱鞘炎になっている可能性がありますね。
ある程度のレベルに達するまでは、前腕については「特別にそこだけ鍛える」という考え方はしないほうがいいと思いますね。
他のワークアウトの阻害要因?
「前腕は鍛えないほうがいい」と言うよりも、他のワークアウトで十分に鍛えられてしまっていると考えたほうが分かりやすいですね。
ですから、オーバーワークで太くなっていない可能性も考えられますね。
前腕には種目もたくさんありますが、手首が痛くなっているならフォームの問題ではなく、腱鞘炎や関節炎を起こし掛けている可能性がありますね。
前腕を使わない方が太くなることもありますから。
前腕は神経がすごく発達しているので、どんな運動をやっていても前腕に入りやすいんですよね。
逆に、前腕が過剰発達してしまうと、上腕を鍛えられなくなってしまう可能性がある。
結局、腕を曲げるようなワークアウトだと、二頭筋と一緒に前腕も必ず使っているんですよ。
ですから、前腕が過剰発達すると、前腕にすべて頼ってしまって、上腕を意識しづらくなるんですよ。
休む勇気も必要
一度、様子見で前腕のワークアウトを一切止めてみたほうがいいかもしれないですね。
または、前腕を一方向からしか考えていないのかもしれません。前腕にいろいろな角度があるので、外側が弱くて前腕が細いと考えている場合もありますからね。
角度を変えたワークアウトもありますけど、まずは一回、前腕を休ませてみるというのが大事ですね。
腕もバランスが大事
前腕は袖をまくった時に見えるので、太い方がカッコイイと思っている人がいると思うんですけど、前腕を鍛えすぎて腱鞘炎になったり、前腕が太いために上腕が全然発達しなかったりという場合が多いですね。
どっちが難しいかと言えば、上腕を太くする方が難しいので、前腕にこだわり過ぎる必要はないですね。
いかに前腕を使わずに上腕を鍛えるかが課題で、まったく前腕を使わずに背中や上腕を鍛えられるようになってはじめて、前腕のワークアウトの意味が出てくるんです。
優先順位としては、前腕を使わずに上腕を鍛えるコントロールとテクニックを身につける。
それができるようになったら、前腕だけをいろいろな角度から鍛える。この順番ですね。
前腕は一方向ではなく、四方向くらいあるので、それを考えて鍛えるのが大事ですね。
体も例えば胸のワークアウトをしたら背中に筋肉が付くわけではなくて、胸も背中もそれぞれの方向からワークアウトをしますよね。
それと同じで、腕も一方向から鍛えれば他の方向を鍛えなくてもいいわけじゃないんです。最低でも四方向くらいは考えて、前腕を太くしてほしいですね。
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