僕は、2020年の東京オリンピックを非常に楽しみにしています。
ところで、「先進国は裕福だからスポーツも強い」というイメージがあると思います。
その一方で、日本はこれだけ発展しているのに、なかなかスポーツでは諸外国に勝てません。
北島さんから見て、この原因は何だと思いますか？
やっぱり、体格差なんでしょうか？
この記事の目次
先進国はスポーツ大国？
先進国はスポーツ全般にレベルが上がるものなんですよ。なぜなら、スポーツで勝つためにはしっかりと専念できる環境が必要だからです。
なるべく数多くの人間がそのスポーツに集中できるような環境や経済力が必要になってくるので、オリンピックでメダル数が上位の国は大体が先進国ですよね。それは当然の話なんです。
でも、確かに日本は経済力に対してスポーツのレベルが低いと思います。
多くの人がスポーツをしているし、学校ではスポーツに打ち込める部活もある。
しかも、どこの学校にも体育館やグランドがあるような国じゃないですか。
それなら、もっとレベルが高くていいはずなんですよ。問題は、なぜそれが不可能なのかってことですよね。
でも、日本も特定の種目については、世界水準だったりトップクラスだったりするですよ。
例えばフィギュアスケート、スキーのジャンプ、水泳なんかは世界のトップレベルで、金メダルも取ってますよね。
世界に通用するトップ選手やスター選手もいっぱいいるじゃないですか。
それに比べて陸上競技なんかは寂しい状況ですよね。
マラソンだったり、活躍している選手がミックスで外国人の血が入っていたり、という種目もありますけど。まあ、マラソンは持久系なので、日本人の元々の体質には合っていますよね。
世界に通用する競技の特徴
では、なぜ水泳やフィギュアスケート、スキーが世界で通用して、陸上競技がなかなか通用しないかを考えると、やはり体重バランスがポイントになってくるんですよ。
結局、陸上競技は地面に直接立っているので、体重バランスがすごくシビアに出るんです。
それに対して、水泳なんかは地面についてないですよね、水中ですから。
水泳もきれいにやるためには、いい姿勢で泳がないとスピードが出ないので、当然バランスが取れてるんですよね。
ですから、元々の立ち方のバランスが悪くても、水泳をきちんときれいなフォームで泳ごうとした時に、きれいな体重バランスと同じ体のフォームになっているんですよ。
体重バランスの悪さが、水泳により矯正されてるんですよね。
そうすると、世界レベルの選手がバンバン出てくる。環境が良くて人口も多い国なので、スポーツに打ち込める環境がいくらでもある。
水泳のように体重バランスを矯正できるようなスポーツであれば、世界に通用する選手がたくさん出てきて、他の先進国と同じレベルになるわけですよ。
あと、フィギュアスケートやスキーは地面についているにどうなのって話ですよね。
フィギュアスケートに限らずスピードスケートもレベルが高いですけど、そもそもバランスを取るスポーツは、体重バランスが悪かったら成り立たないんですよ。
それこそ、ふんぞり返ってやっていたら、ひっくり返りますから。常にいい体重バランスを取っていないと、競技自体ができないんです。
そうなると、いい環境や施設、経済力があるので、世界レベルになるんですよ。ですから、問題はやはり体重バランスなんですよ。
能力や体格の差なのか？
日本人の能力が低いわけじゃないんです。
日本人は能力が低いから、小柄な選手が多いから勝てないって思っている人が多いようですが、水泳なんかは2m級の身長がないと勝てないような競技にもかかわらず、勝っていますからね。
ウエイトトレーニングをして、体のポテンシャルを上げてしまえばいいだけなので、体格は言い訳にならないんですよ。
日本人が世界で通用するレベルになるためには、体重バランスをしっかり矯正して、しっかりウエイトトレーニングを取り入れる。
日本人こそウエイトトレーニングが必要なんですよ。
負けられない2020
そもそも体の大きい欧米人が正しい体重バランスでウエイトトレーニングをやってるわけですから、どんどん差がついてしまうんです。
それなのに、体重バランスが悪くて、しかもウエイトトレーニングを否定してやらなかったりしたら、もう勝てるわけがないんですよ。
ですから日本人こそ、正しい方法でしっかりとウエイトトレーニングすることが重要になるんですよそうすれば、これだけ環境が整っていて経済力もある国で、スポーツができる環境にたくさん人がいるわけですから、どんどん競技レベルが上がって、世界レベルに繋がるわけですよ。
選手にはウエイトトレーニングをしっかりとやってもらう。
正しい体重バランスでウエイトトレーニングをしっかりやれば、これから日本にも世界に通用する選手がたくさん出てくると思いますよ。
ただ、それには、みんなにそういう考え方や知識を得てもらう必要があるので、トレーナーのレベルアップが課題になりますね。
トレーナーにはかなりの責任があると思うので、トレーナーの人こそ勉強して、ちゃんとワークアウトするようにしてほしいですね。
2020年のオリンピックは東京でやるわけですから、そこで日本が全然勝てないなんてことは出来ませんよ。
大体、開催国っていうのはメダルラッシュになるものですから、そのためには今から準備してギリギリくらいですよ。
正しいワークアウトをして、日本の選手がメダルラッシュで東京オリンピックを飾れるといいですね。
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